今回のテーマ:履帯について1 2018.1.22

私は、タミヤの1/48MMシリーズが好きでよく作っています。

好きなポイントの一つがプラスチックで再現された履帯がかっこいいことです。

履帯の種類を大きく分けると、左右で同じ方向に使用するものと、左右で反転させて使用する2種類があるようです。

ここで問題になるのが、逆向きで使用する場合です。

なぜならば、たとえば同じ方向の例として3号・4号戦車があるのですが、左右が同じ方向のため部品の共通化が図られ1種類の部品で履帯の自然なたるみ具合が表現できています。

それに対し、タイガーIのように逆向きで使用する場合、たるみ部分を1種類の部品で表現できず、かといって2種類の型を製作することを避けたいようで、直線でたるみ部分を表現しようとしているため、ちょっと不自然な感じとなっています。

たるみ部分の履帯のみ、たとえば車体の型と一緒に成型してもらえないかと思っています。

 

今回のテーマ:古いキットについて1 2018.6.1

最近、ボトムズ、ガンダムと昔購入して作りかけのキットを見つけ、気が向いたので両方とも完成させました。

ボトムズは、今はなきタカラの絶版キットで結構いい値段で取引されているようなので未組立だったらそのまま持っていてもよかったのですが作りかけだったので完成させることとしました。

どこで購入した等、まったく覚えていないのですが、テレビアニメで放映されていて好きになって購入したと思われるのでおそらく30年以上前だと思います。

古いキットなので最近のキットに比べモールドにシャープさがなく合わせもあまりよくありませんでしたが、完成させてみると結構かっこよく気に入っています。

古いキットは、デカールがだめになっていることがよくあるのですが、見た目が大丈夫そうだったので使ってみたところ、水につけてもなかなか剥がれなかったので、気長に1015分くらい待ったところ、剥がして使用することができました。

以前も古いキットを作り、その時は、ちょっと無理をしてデカールを貼ろうとしてデカールが割れるという痛い目にあったため、今回は慎重に行い、古いキットでも使えることがあることがわかりました。

ただし、のりが弱くなっているかもしれないので、のりを追加して塗布し、デカールの上をクリアコートしたのではがれることはない思っています。

 

今回のテーマ:古いキットについて2 2018.8.11

今回も古いキットを見つけ、製作をした時のことについて書いていきたいと思います。

今回はタミヤのバイク模型で、ヤマハYZR500とホンダNS500でどちらも1983年のモデルを模型化したもので、余談ですがこの年は、ケニーロバーツとフレディースペンサーが歴史的な激戦をした年です。

この頃は、レースを衛星放送で放映されることがあまりなかったので、2人の走りを鈴鹿まで観に行った経験があります。

話を戻し、形がある程度できたので、塗装・デカール貼りをしようと思ったのですが、どちらもデカールが駄目になっていたので、何らかの方法で手に入れなければならなくなったのですが、ヤマハはマルボロカラーのため、最近のキットには同じカラリングのデカールはないので、自分で何とかしなければなりません。

ホンダの方は、トリコロールのカラリングでしかもキットがまだ販売されており、デカールを流用できるのではないかとキットを購入してみました。

中を見てみると、なんとキットは84年モデルに改修されており、83年モデルとは形状が少し変わっているため、どちらのモデルもできないことがわかりました。

レーサー模型は、昔のカラリングを再現するのが困難になったのが問題ですね。

2台の模型がいつ完成することやら。気長にお待ちを。

 

今回のテーマ:自己紹介 2018.11.7

遅くなりましたが、自己紹介をしたいと思います。

本ホームページの模型製作と各製品のコメント記入をしています。

モデラー歴だけはかなり長いおじさん(初老?)モデラーです。

響きがかっこいいので、自称造形作家としています。

 

模型は全般的に好きなのですが、順位をつけると航空機・軍用車両・艦船・バイク・自動車の順になるのですが、作ることに限定して順位をつけるとバイク・軍用車両・航空機・自動車・艦船となります。

もともとは、エンジニアだったので、メカニカルな形状が徐々にできるのが好きなので、上記のような順位になったと思います。

考証派というよりは印象派で実際がどうかというよりは、模型としての見栄えを重要視します。

ただし、元エンジニアなので構造的に不自然な形状は気になりますので、そのような部分は、極力修正するようにしています。

 

これもペーパー歴が長いのですが、バイクの免許も所有しており、バイクを所有(乗るのではない)することが好きです。

実車は、オフロード・ロード・アメリカンの順で好きですが、模型で考えると、やはり一番かっこいいロード・アメリカン・オフロードの順になります。

ハーレーを所有することが現在の夢です。

 

模型は、第2次大戦ものが一番好きですが、ガンプラ・キャラクターものも結構好きで、オリジナル商品も充実させていきたいと思っていますので、今後もお付き合いお願いします。

 

今回のテーマ:マイブーム1 2019.1.16

模型とは関係なく申し訳ないのですが、人生で3回目の囲碁・将棋ブームが来ています。

1回目のブームは、中学の頃で、小学時代は、囲碁のルールを知らず、将棋はしていたのですが、特に勉強するということなく、自己流で行っていました。

中学でクラブ活動を選択する必要が生じ、前から興味のあった囲碁クラブに入り、先生からルール等を教わりました。

始めると結構面白かったので、クラブだけではなく自宅でも囲碁の勉強をしようと思い、テレビの囲碁対局を見るようになりました。

テレビの囲碁対局は、将棋の対局も同時に放映することが多いので、そこで初めてプロの対局をみて、これまで自分がしていた手法と全然違うことに衝撃を受け、プロは、戦いを始める前に玉を囲うことを知りました。

そのころは、大山15世名人と中原16世名人の全盛期で、中原16世名人に影響を受けたならば、当時流行っていた矢倉戦を始めていたと思うのですが、当時の私は、大山15世名人の戦法に感銘を受け、その時より振り飛車戦を行うようになりました。

 

2回目のブームは、それから20年程度経ち、現在の羽生永世7冠が話題になり始めたころで、一時期途絶えていたテレビの将棋対局をまた見るようになり、ついでに囲碁の対局も見るようになりました。

1回目のブームと異なる点は、そのころ最初のAIブームが来ていたことで、そのころパソコンを使い始めていたこともあり、囲碁・将棋のソフトを何度か購入し、コンピューターと対戦していたのですが、将棋に関しては、じっくり考えたならば、何とか勝てるレベルで、囲碁に至っては、さほど苦労せずに勝てるレベルでした。

 

3回目のブームは、それから20年くらい経った2年ほど前で、察しの通り藤井君(地元です)ブームがきっかけです。

私にとっては3回目のブームですが、世間的には初めての将棋ブームで、話は変わりますが、スポーツ観戦ではラグビーが好きなのですが、3年ほど前のラグビーブームが来たことに驚いたと同様、今回の将棋ブームが来ることを昔予想することは、できませんでした。

今回のブームでも2回目のAIブームが来ており、将棋ソフトがプロを負かすことは予想できていましたが、囲碁ソフトがプロを負かす時代がこれほど早く来ることは予想できませんでした。
 

今回のテーマ:スピットファイア 2019.3.3

タミヤの1/48傑作機シリーズのスピットファイアがリニューアルしたので、そのことに関してちょっと書いてみたいと思います。

前作のスピットファイアの出来がいいので、もっと他の出ていない機種を製品化してもらった方がいいのではないかとも思いましたが、前作が製品化されてすでに20数年経っており、そう考えると最新技術で新たに製品化してもらうのもいいことだと思いなおしました。

 

というのも、子供のころからイギリス機で一番好きなのがスピットファイアで、すでにメーカーさえも覚えていないのですが小学生のころ初めて買った1/32スケールの飛行機模型がスピットファイアで、当時は接着剤(チューブ入りの接着剤が付属されていた)で組立てるだけが普通だったのが、めずらしくダークグリーンの部分のみ筆塗りをしたことをいまだに覚えています。

なのでその前のメッサーシュミットも結構うれしかったのですが、今回もキットを入手して中身を見るのが非常に楽しみでした(昔ほどではありませんがいまだに新製品を見るのは非常に楽しみで、おかげで一生かけても完成できないキットがたまってしまっています)。

 

新旧のキットを比較してみると、当然ながらモールドが格段に進化しており、各動翼の表現が、これまでの布張り表現とは異なっており、最新なのでこちらの表現が正しいのでしょうね(海外の博物館でスピットファイアを見たことは何度かあるのですが、その点を気にしてみたことがないので、機会があったならば確認してみたいと思っています)。

各動翼は、今回より別部品となっており、好きな位置で固定できます。

飛行機模型は、脚の固定がちょっと不安定(実機も弱かったみたいですが)なことが多いのですが、2脚が一体なのがいいですね。

 

製品紹介でも書いているのですが、キャノピーのマスキングシールが添付されているのはありがたいですね。

スピットファイアはそれほどでもありませんが、零戦等窓枠の多い機体は、それだけで製作意欲がなくなってしまいます。

飛行機模型を製作する場合、シートベルトのみ別途グレードアップパーツを購入して付け替えるのが一般手だと思うのですが、エッチングパーツですでに入っているので、特に何も購入なしに(塗料、接着剤は必要ですが)完成させることができます。

ファインモールドのシートベルトは、非常にモールドがよく気に入っているのですが、ちょっと厚みがありすぎるのが難点なので、エッチングパーツのシートベルトはその点では最高の見た目です。

 

前作のスピットファイアも持っているので、近い将来両者を作り比べてみたいと思います。
 

今回のテーマ:メッサーシュミット 2019.5.5

タミヤの1/72ウォーバードコレクションのメッサーシュミットがリニューアルしたので、そのことに関してちょっと書いてみたいと思います。

1/48傑作機シリーズで決定版のメッサーシュミットが製品化されたばかりだったのでこんなに早く1/72でも製品化されるとは思っていなかったため、ここ最近、スピットファイアの製品化も含めうれしい限りです。

 

私が最初にプラモデルをコレクションし始めたのは、驚くことにいまだに販売されている製品で、1/721/76(このスケールはどこから来たのでしょう)のハセガワ、フジミが販売している軍用車両で、当時流行っていたウォーゲームをすることが目的でした。

基本的にビックスケールの模型を徹底的に手を加えるよりも、スモールスケールにほどほどの手間をかけ、なるべく多くの模型を作ることが好きでした。

最近は、ちょっと視力の問題(いわゆる老化)で中スケールの模型が割と好きになってきました。

航空機模型も、比較的好きなアイテムでしたが、子供の頃の飛行機模型と言えば、凸モールド、凸リベット表現で、各動翼は可動可能で、そのために実機にはない大きなヒンジが存在していました。

 

しばらく飛行機模型を購入していなかったのに、なぜまた購入しようと思ったのか覚えていないのですが、おそらく模型雑誌を見て購入したくなり、1976年にハセガワ1/72Me109G(昔はこう表現されていました)Fw190Dを同時に購入しました。

前述の内容の模型が一般的だったのにハセガワの飛行機模型は、スジボリだけのすっきりしたモールドに、各動翼は固定で実機を忠実に再現しており、動翼の下面が上面と一体で成形されているため、後端が非常にシャープに成型されていて、現代の飛行機模型の基礎が出来上がっていたと思います。

ハセガワの飛行機模型の作りに感銘を受け、それ以降航空機模型を主に購入するようになり、その中心は、飛行機のハセガワでした。

 

メーカーに対する思いいれが変わってきたのは、2001年に1/32の零戦52型からで、機体表面の繊細なモールド、超絶のコックピットの再現度、各種ギミック(脚の格納はちょっとやりすぎだったように思う)にハセガワの模型以来の感動をしました。

この動向を1/481/72でも引き継ぎ、特に1/48では1クラス上の作りとなり、最近ではハセガワがそれほど製品化していない(製品化が一巡した)こともあり私の感覚では、飛行機のタミヤという感じです。

 

話を1/72メッサーシュミットに戻し、このシリーズの標準となっている繊細なモールド、革新的な構成(水平尾翼の一体化、脚と翼下面一部との一体化)による作り易さなど、すぐにでも作りたくなる内容です。

残念なのは、上のスケールでは標準のキャノピーのマスキングシールが採用されなかった点です。

それにしても、定価が1700円になり、ハセガワのメッサーシュミットが200円で当時は消費税もなかったため、それも含めると9機も買えるので、プラモデルはすっかり大人の趣味になってしまいました。
 

今回のテーマ:モンキー125 2019.9.21

タミヤの1/12オートバイシリーズにモンキー125が加わったので、モンキー50と比較しつつ(当然実車を所有していないので模型での比較)、思いついたことを書いてみたいと思います。

2018年の7月に実車が発売になり、モンキー50のイメージをかなり踏襲したスタイルを個人的にはかなり気に入っており、実車を真近で見たことはまだないのですが、モンキー50が、原付としてもかなり小さいほうであったので、125も小さいイメージを持っていたのですが、想像よりもかなり大きく、50の約1.3倍程度で、排気量に見合った大きさのように感じます。

1.3倍というと、それほど大きく感じないかもしれませんが、例えば身長160cm1.3倍というと208cmとなり、芸人の出川氏とプロバスケットボーラーの八村氏くらいの違いであり、一目見て相当でかくなったと感じます。車重も63kgから105kgと倍近くになり、一人で抱えあげられる重さではなくなりました。

 

各部の諸元を見るとエンジンが時代の流れでキャブからインジェクション仕様となっており、パワーが3.1PSから9.4PSとなり、交通の流れに乗るに問題ないレベルの走行が可能になったと思います。

ブレーキが前後ドラムからディスクになり、制動性能が格段に向上したと思います。私は、昔125ccのオフロードバイクに乗っていたのですが、この頃のオフロードバイクは、前後輪ドラム(ロードタイプも後輪がドラムだった)で、通常走行ではそれほど問題なかったのですが、高速走行からの制動で、恐ろしくブレーキが利かないという経験を何度もしたことがあります。

足回りは、フロントが倒立サスとなり、操安性が格段に向上したと思います。

細かいところでは、ライト類がすべてLEDとなり、メーターがデジタル式となり、近年のバイクらしくなっていると思います。

タンク容量が4.5Lから5.6Lと排気量の増加からするとちょっと不足しているように感じるかもしれませんが、インジェクション仕様になり、パワーにも余裕があるため、走行距離はさほど問題ないように感じます。

以上の内容で車両価格が通常タイプが37万円(税抜)ABS仕様が40万円です。私が初めて新車で購入した前述の125のバイクが確か25.8万円であったと記憶しており、4割程度高い価格ですが、時代経過と内容からすると妥当か価格と言えるかもしれません。

 

肝心の模型の出来は、タミヤ製ですので、問題なく完成させることができると思います。

以前フジミ製のモンキー50を製作したことがあるのですが、細かい部分まで部品化されているのはよいのですが、とにかく造りが繊細で途中で破損するのではないかと思われる内容でしたが、タミヤ製の場合、強度がしっかり確保されており、特に強度が必要な部分の取り付けが金属ビスなのが評価点を向上させている事柄だと思います。

メッキパーツや透明部品の取り付けで、接着剤がはみ出して汚くなる恐れがあったのですが、はめこみ式で接着剤不要となっている点に感心しました。

以上の内容でフジミ製が2600(税抜)に対し、2500円と、とてもお買い得な内容だと思います。

 

まだ製作を開始していないのですが、なかなか製作意欲のわく内容となっているので、年内には完成させたいと思っています。

今回のテーマ:GSX-R750 2020.2.29

ハセガワの1/12スケールバイクシリーズにGSX-R750が加わったので、同じスケールのバイクシリーズを発売しているタミヤ製と比較しつつ、思いついたことを書いてみたいと思います。

ハセガワが前記シリーズを始めたのが、2010年のHonda RS250RWからで、私の記憶にあるタミヤの1/12のバイクは、1981年のYamaha YZR500(購入歴あり)からなので、バイク模型製造歴にはかなりの開きがあります。

Yamaha YZR500と言えば、前年の1980年に同マシーンに乗るケニー・ロバーツが年間チャンピオンとなったことにより、製品化されたと思うのですが、衛星放送がされていなかった当時、レース結果を知る方法は、バイク雑誌だけだったのに、今思えばよく製品化されたものだといえます。

Honda RS250RW の模型は、発売が開始されて即購入したのですが、バイクシリーズ最初の模型とは思えない(プラモデルメーカーとしては一流なので当然ですが)完成度の高さに感心した記憶があります。

 

最初にタミヤ製とハセガワ製のバイク模型の全体的な作り易さを比較すると、とにかくタミヤ製は、作り易さに十分に配慮されており、エンジンや各種レバーなどねじ止めの部品が多く、ドライバーも必ず同封されており(2台目以降の人には不要で無駄があるとも言えますが)、正しいところ以外には組めないような造りで、しっかり組み立てができる印象です。

部品割も同じ工程で組立てる部品を極力同じランナー内に収めており、成型色も比較的多く使用し、塗装の下塗りを必ずともしなくてよいよう、また、あまりいないとは思いますが、塗装をしなくともそれなりの見た目になるよう考えられていると思い、初心者からベテランまで幅広いモデラーに対応する内容となっていると思います。

それに対し、ハセガワ製は、モデラーに若干のスキルを期待しているように感じます。

ねじ止め部は、ステアリングとシャシー部の強度が必要な限られた部分に限定されており、ドライバーも付属されません。

しっかりした精度で部品が作られているので最終的にはちゃんと組み立てられるのですが、部品のあわせ部が比較的小さく、正しい位置に部品を合わせないと正しく組めず、特にエンジンは、フレームとの合わせ部位が多く、すべてを正しい位置にするための作業が若干のストレスとなる感じです。

一番の面倒な部分が、おそらく湯回りをよくするための処置と思われるのですが、各部に不要な突起があり、これを取り除かなければならない点です。タミヤ製にはほとんどないことより、成型機の能力不足なのかなと想像しています。

以上の事柄より、組立てやすさでは、タミヤ製が〇です。

 

次に各部の再現度を比較すると、タミヤ製は、先ほどの組立てやすさとも連動するのですが、比較的割きりがよく、見えない部分の再現をしない方向のようです。

一番気になるのが、タンクの裏側が再現されておらず、模型を作らない人は、タンクの下を覗いてみるということはしないと思うのですが、モデラーの性なのか、どうしても見てしまい、あまり見えないとはいえ、何もないことが結構気になります。

1/48MMシリーズでも、履帯の上の部分の車体が空洞となっており、本来あるべきものがないのがちょっと気になってしまいます。

チェーンが途中で切れている模型もあり、本来つながっている物はつながっていてほしいと感じます。

前述のタンクの裏と同程度でぜひとも改善してほしい点として、ディスクブレーキの孔が貫通してない点です。スキルはさほど必要ないことですが、あれだけの孔をあけるのはちょっと抵抗があります。

タミヤの場合、1/6スケールのバイクがあるので、そちらで超精密を目指し、こちらのスケールは、精密感より数を集めて楽しむという感じなのかなと思います。

対するハセガワは、高い再現性を目指している印象です。

今回のGSX-R750を見た場合、それほど見えないイグニッションコイルや、シート下なので全く見えないバッテリーも再現されています。また、GSX-R750の大きな特徴であるオイルクーラー(とても大きいのでラジエターと勘違いしそう)の配管がプラの成形で再現されているのがとても良い感じです。

ディスクブレーキの孔は貫通しており、タンクの下側もちゃんと再現されています。

ねじの頭がプラスねじとなっており、実車とは異なるので、ねじの頭を隠し、実車と同様の見た目とするための部品があるのには感心しました。

とにかくメカニズムを極力再現し、マニアが喜ぶような内容となっていると感じます。

以上のことより、再現度は、ハセガワ製が〇と思います。

 

最後に商品企画内容で両者を比較してみたいと思います。

タミヤの場合、過去のラインアップも旬で話題性のある車種選びであったと感じます。最新の製品化では、モンキー125を選択しています。実車は、最近のバイクとしては、久々のヒット作のようで、かなりのバックオーダーとなっているそうです。私も実車に非常に興味を持っており、そういう状況での製品化だったので、発売後即コレクション用に何台か購入しました。

この件に関しても製品の作り易さと連動した方針で、模型ファンでない、実車ファンも顧客の対象と考え、幅広く販売しようとしているのではないかと想像します。

それに対し、ハセガワ製の場合、比較的狭い範囲の顧客を対象としているのではないかと想像しています。このシリーズは当初レーサーを製品化しており、バイクファンであるとともにモデラーの人を対象と考え、最近のラインアップもそれを引き継いでいる感じです。実車のバイクは、40年程度前が販売のピークで(確か年間200万台売れたと記憶しています)それ以降減少の一途となっており、同じくモデラーも若年層が少なく、非常に高齢化している状況です。

なので、オールドバイクファンであるとともに模型ファンが泣いて喜ぶ車種が製品化されております。KH400GT380は私より少し前の世代のバイクですが、今回のGSX-R750は、まさしく私の世代のバイクなので、製品化に歓喜しました。また次回製品化予定のRG400Γは、実車購入も検討したバイクなので、今からとても楽しみにしています。

以上のことより、製品企画に関しては、ラインアップ数からしてタミヤが有利なのですが、最近私の好きな車種を数多く製品化してくれるハセガワも捨てがたいので、両社引き分けとしたいと思います。

 

 

 今回のテーマ:タミヤ1/12モンキー125製作記 2020.9.26
タミヤの1/12スケールモンキー125を製作・完成させたので製作過程でのキットノーマル状態からの変更点を主に製作記を書いてみたいと思います。

左の写真は、ディスク部のパーツで左がキットノーマル状態で、右が変更後の状態です。
ノーマル状態では、ディスクの孔が貫通されていなかったので、孔を貫通したのと、バッドによる擦り傷を付けてみました。割と感じよくできていると思います。
右の写真は、ハンドル部分を下から撮った写真で、上がキットのノーマル状態で、下が変更後の写真です。
ノーマル状態の左がアクセル側で、右がクラッチ側で、どちらの部品にも黒く影になっている部分があり、これは、成型上の都合による肉抜きのくぼみであり、実車にはないくぼみです。
完成品を上から見るのには問題ありませんが、下からのぞくと(一般の人はしないとは思いますが)くぼみが見えるため、プラバンで埋めておきました。

左の写真は、フロントフォーク部を裏から撮った写真で、左がキットノーマル状態で、右が変更後の状態です。
ハンドル部と同じく、前輪取り付け部周辺に実際にはないくぼみがあり、これも完成後にわずかに見えるため、同様にプラバンにより埋めておきました。
右の写真が塗装後の写真で、くぼみがなくなっているとともに、スライド部にハセガワのミラーフィニッシュを貼り付けておきました。塗装に比べ輝きが違い、とってもかっこよくなったと思います。

左の写真は、エンジン部で左がキットノーマル状態で、シリンダーヘッド上部に吸気系が再現されており、インジェクター部とスロットルボデー部が部品化されています。
問題なのは、スロットルボデーの方で、写真で影になっている部分が成形上のくぼみであり、これも右の変更後のエンジンのようにくぼみをプラバンにより埋めておきました。
右の写真は、マフラー部を車体の後ろ側から撮った写真で、左側がキットノーマル状態で、注目してほしい部分は、マフラーの右側(実車では下側)にL型で孔が開いている部分がマフラー取付用のフランジ部分なのですが、マフラー断面形状を見た場合、この部分が円形から直線状になっているおり、この写真で言うと上下から型抜きをしているため、直線部分を本来の円形断面を再現しようとするとこの部分のくぼみのため製品を型から抜けなくなり、成型上の都合による余肉がついているのであり(ならば左右から型抜きをすればよいではないかと思われるかもしれませんがその場合取り付け用の孔が開けられなくなります)、右の変更後のマフラーのように円形を保つように余肉部を削っておきました。ついでに排気口の孔も深くしておきました。

左の写真が、フレーム部のキットノーマル状態で、写真の中央付近にヘルメットホルダーが再現されているのですが、写真で言うと上下方向より型抜きをしているため、ヘルメットをかける部分のピンがマフラーと同様に成型上の余肉があり、断面が円形ではなく、板状となっています。
右の塗装済みの写真が、変更後であり、中央付近の黒い部分がヘルメットホルダーであり、分かりにくいのですが、シルバーの部分がヘルメットをかけるピン部分で、余肉を削り円形断面としています。

左の写真がタンク部を裏側から撮った写真で、こちらが今回の最も重要な変更点です。
左がキットのノーマル状態で、タミヤ製バイク模型でよくあるタンクの裏側が全く再現されておらず、完成後に下からのぞくと結構見えるので気になります。
左のパーツが今回自作したタンク裏側部品で、レジンにより成形しています。実車を所有していないので、あくまでもネット写真をもとにイメージにより自作したものであり、寸法は実車を再現していません。
真ん中の部品が自作部品を取り付け、塗装を行った状態で、結構実車の感じは出ていると思います。円形の部分は、フューエルポンプ部であり、配管は再現していません。超精密完成品を製品化する時には、再現してみたいと思います。
右の写真は、塗装後の全部品(ねじ、配線類は除く)であり、後は組み立てるだけです。
デカールを貼り付け後、クリアコートしてありますので、はがれることはまずないと思います。
シート部品ですが、ノーマルのままでもとても質感がよいので、そのままとしておこうと思ったのですが、静電気の関係か埃を恐ろしく吸着するので、プライマーにより下処理後、クリアコートしてあります。これによりデカールにもクリアコートができました。

2枚の写真は、完成後の写真です。
最新のキットであるだけに、一部タミヤ流割きりにより気になるところはありますが、これまで製作してきたバイク模型の中でもトップクラスの出来栄えです。
小さい模型であるにもかかわらず、ねじを多用してあることにより、しっかりした造りであり、透明部品やメッキ部品の取り付けをスナップフィット方式を採用したことにより、接着剤不要とし、接着剤による汚れを気にしなくてよくなった点がこれまでの模型からの進化を感じます。
とても良いキットなので、皆様も製作してみることをお勧めします。

 

 今回のテーマ:ハセガワ1/12スズキGSX-R750(G) (GR71G)製作記 2021.11.20
ハセガワの1/12スケールGSX-R750を製作・完成させたので製作過程でのキットノーマル状態からの変更点を主に製作記を書いてみたいと思います。

1枚目の写真は、ディスク部のパーツで手前がキットノーマル状態で、奥が変更後の状態で、右がフロント、左がリアディスクです。
2枚目の写真がフロントディスク、3枚目の写真がリアディスクの比較です。
ハセガワのバイク模型は、ディスクの孔が貫通されているので、孔貫通作業は不要ですが、ちょっと厚みがありすぎ、実際の寸法からすると半分程度でよいのですが、ちょっと弱弱しい感じになるかと思い、3割程度薄くしました。
4枚目の写真が、フロントディスクのアップ写真で、バイク模型のお約束のバッドによる擦り傷を付けてみました。
あとフロントフォークに関してスライド部にハセガワのミラーフィニッシュを貼り付けておきました。塗装に比べ輝きが違い、とってもかっこよくなったと思います。

1枚目の写真は、アクセル側ハンドル部分の写真で、左がキットのノーマル状態で、右が変更後の状態です。
2枚目の写真は、変更後の状態の別角度からの写真です。
ノーマル状態ではアクセルワイヤーがハンドルに直接接続されており、実物とはかなり違う感じを受けるので、ストローク調整用と思われる部品を実車写真をもとに真鍮線とプラバンを使い自作しました。
あくまで見た目を重視し、実際の寸法通りには作っていませんが、良い感じにできていると思います。
ハセガワの模型には、スケール的には不要ではと思われるスイッチ類のデカールまで付属されており、老眼の私にはちょっと大変でしたが、上下を間違えないように貼り付けました。
あと完成品を上から見るのには問題ありませんが、下からのぞくと(一般の人はしないとは思いますが)ハンドル回りに実際にはない肉抜きのくぼみが見えるため、プラバンで埋めておきました(しなくてもそれほど気になりませんが)。

1枚目の写真は、メーター部の写真で、左が組立説明書通りのノーマル状態で、右が変更後の状態です。
説明書通りでも全然問題ありませんが、メータ部のガラス面を再現するため、クリアを厚塗りしてあります。メーター部で光が反射し、ガラス面ぽくなっています。
2枚目の写真がアッパー&ミドルカウルの写真で左が説明書通りに塗装し、右が変更後、3枚目がリアカウルの写真で、奥が説明書通りで手前が変更後です。
写真ではあまりわかりませんが、変更後は、デカール貼り付け後クリアコートし、少しだけ研ぎ出しをしています。 デカールはとても薄く、クリアコートしなくても段差は気になりませんが、クリアコート&研ぎ出しでさらに段差が気にならなくなっています(段差が完全になくなるまで研ぎ出しはしていません)。
写真にしていませんが、アンダーカウルも同様にクリアコート&研ぎ出しを実施し、見た目とデカールの保護をしています。
4枚目の写真が、以上の作業を行った後の部品の集合写真です。
小さい部品を入れてないのと、後で気が付いたのですが、アンダーカウルを入れるのを忘れています。

1枚目の写真は、接着、ねじ止め等をすべて行った状態で、アンダーカウル、リアカウル、シートは接着してません。ミドルカウルは固定ができないので、アッパーカウルに接着してあります。
本来ならば、タンクも取り外し可にしたかったのですが、パイピングでタンクが浮いてしまうので(ほとんど見えないのでパイピングしなくてもよかったのですが)タンクをフレームに接着してあります。
アッパーカウルはフレームには接着してありませんが、カウルステーをフレームに接着して、ステーとカウルは接着してありません。
カウルを外そうとすると、ステーが折れるかもしれませんので、外さないのが懸命だと思います。
あと、サイドスタンドを折り畳み可能にしようと、軸の部分を真鍮線にしたのですが、取り付け部が簡単に折れることがわかり、可動をあきらめ固定しました。
2枚目の写真は、アンダーカウル以外を取り付けた状態で、リアカウルをフレームに接着してありませんが、右側のフレームとブレーキペダルの間にカウルがはまり込むような形になっているので、リアカウルを外そうとすると、ブレーキペダルを破損する恐れがあるので、リアカウルは外さない方がよいと思います。
写真を撮り忘れましたが、シートがちょっとのっぺりした感じだったので、シートの継ぎ目を強調するように縁にサーフェイサーを厚塗りし、つなぎ部の谷を深くし、シートバンドのモールドも強調してあります。
3枚目の写真は、リアカウルを取り付けた状態で、これが標準状態だと思います。
4枚目の写真は、シングルシート仕様にした状態で、こちらも捨てがたいかっこよさがあります。
今回、初めてハセガワ製のバイク模型を完成させましたが、タミヤ製に比べ部品の作りが繊細で、ちょっと苦労しました。
逆に言えば、細かい部分まで部品化されており、完成後の姿は、スケールを超えた再現度で、完成後の満足感がとても高く、ぜひ作ってみることをお勧めします。

 

MESSAGE FROM STAFF 店長からのメッセージ

店長ぶっぴ

2003年5月生まれのミニブタの女の子です。

食べることと寝ることが大好きなので、かなりぽっちゃりなのが悩みです。

物をつかむことができない(くわえることはできる)ので模型は作れません。

最近スカート姿のファッションにはまっています。

他におすすめのアイテムがあったらお知らせください。

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3000〜5000円未満 180円
5000〜10000円未満 250円
10000〜20000円未満 400円
20000円以上 800円

決済代行専門会社であるイプシロン株式会社の決済代行システムを利用しております。
コンビニ決済の場合払込番号はイプシロンよりご案内がございます。お支払後に発行される領収書には「インターネットイプシロン」と表示されます。
コンビニ決済に関してはイプシロンへお問い合わせください。
なお、商品・発送等に関するお問い合わせは当ショップまでお願いいたします。
PayPal
PayPal(ペイパル)とは
クレジットカード、デビットカードを登録するか、銀行の口座振替設定を行うだけで、IDとパスワードのみでの取引が可能に。お支払い情報をお店側に伝えることなく安全にご利用いただけます。

PayPal(ペイパル)の使い方・お支払い方法について詳しくは下記よりご確認ください。
ペイパルの使い方を見る
GMO後払い
■GMO後払いとは お客様の手元に商品が到着した後に代金をお支払い頂く決済方法です。 商品出荷後、商品とは別に払込票を郵送いたしますので、お近くの コンビニエンスストア・郵便局(ゆうちょ銀行)・銀行にてお支払いください。
※郵便局でのお支払いには、払込票をご利用ください。 電信振替はご利用いただけません。
※銀行振込の場合の手数料はお客様負担となります。また、振込先の口座番号は お取引ごとに毎回異なりますので、請求書に記載された口座番号をご確認ください。

■お支払い期限 請求書発行から14日以内にお支払いください。お支払い期限は請求書にも 記載しております。

■後払い手数料 250円

■ご注意
・ご利用にあたり審査がございます。審査結果によっては「GMO後払い」を ご利用いただけない場合がございますので、その場合には別のお支払方法へ 変更をお願いします。
・「GMO後払い」はGMOペイメントサービス株式会社が提供するサービスです。 当社はGMOペイメントサービス株式会社に対しサービスの範囲内で個人情報を提供し、 代金債権を譲渡します。
・ご利用限度額はGMO後払い累計で、54,000円(税込)です。
・商品のお届け先が「運送会社留め」「郵便局留め」、また「学校」「病院」 「ホテル」など一時滞在となる場合は、後払いをご利用いただけません。商品の転送サービスもご利用いただけません。
※お届け先が勤務先の場合はご利用いただけますのでご住所の後に「勤務先」とご入力ください。
※ギフトのお届け先が一時滞在となるご住所の場合にはご利用になれます。