私が所有の模型で、比較的珍しいと思われるもの(絶版キット等)を紹介します。
それほどしっかり調べてはいないので、間違い等もあるかもしれませんが、その点はご容赦を。
今回は、自動車模型です。
〇エレール1/24 SCANIA LB 141
おそらく十数年前に購入したと思われ、いくらで購入したかも忘れてしまいました。
エレールというメーカーは、子供のころから知っていましたが、田舎に住んでいた私の近所の模型屋に外国製の模型を扱っているところはなく、未知の模型メーカーでした。
なので所有しているエレールの模型は、比較的少なく、その中の1点です。
本品は、1979年に製品化された時のパッケージで、その後1999年にはパッケージが変更されており、直近では、2015年にパッケージを替え、再販されているようです。
現在この模型は、正規輸入されていないようで、入手するには並行輸入品かネットで中古を購入することとなるようです。
前述のように現在出回っているキットは、パッケージが変更されているようで、内容もパッケージを見る限り、わずかに変更されているようです。
現在のキットと比べるとモールドがかなり甘い感じですが、年式を感じて逆に味があっていい感じです。
部品点数がかなり多く、作りごたえのある模型だと思います。
〇モノグラム1/24 MG TC 1949
こちらもおそらく十数年前に購入したと思われます。
エレールと同様、子供の頃は入手困難でしたが、大人になってからモノグラムの模型は何点か入手しています。
このキットの入手方法は、前述のエレールと同様のようです。
ネットで調べた内容ですが、実車は、1945~1950年の間流通していたようで、現在の目で見るとクラシカルでかっこいいスタイルです。
キットは、1977年に発売になり、本品は93年にパッケージが変更後のもののようです。
40年以上前の模型なので、なかなかの出来で現在の目で判断すると子供の頃の憧れのメーカーの製品とは思えないので、コレクションとして作らず残しておこうと思います。
〇モノグラム1/24 FORD F-250 PICKUP
十数年前に購入したと思われます。
8代目のF-250を模型化したもので、実車は、1987~1991年の間に発売されており、模型のパッケージからしても90年代に製品化された模型ではないかと思われます。
日本の模型メーカーがアメ車のピックアップトラックを製品化することはあまりないので、価値ある製品だと思われます。
ビニールで包装されているため中身を見ることができないのですが、自国の車の製品化であり、実車が2007mmの全幅がある堂々とした姿を十分に再現されていることと思います。
〇タミヤ1/20 J.P.S.Mk.?ロータス78
どのような状況で購入したのかを全く覚えていませんが、値札の日付より2002年に購入したようです。
グランプリコレクションの4番目の製品なので、かなり初期の頃で実車が活躍した1977年に製品化されたようです。
なのでおそらく絶版になった後、再販されたとき購入したのではないかと思われます。
このシリーズは、私が子供のころから存在し、まったく覚えていなかったのですが、初期のキットはモータライズ化されていたのは驚きです(子供の頃の自動車模型はすべてモータライズ化されていました)。
かなり古いキットなのに今見てもさほどの古さを感じないあたり、さすがタミヤという感じです。
ただし、再販するにあたり、完全にディスプレイモデルとしたようで、組立説明書にモータライズ化の記述がありません。
製作するのであれば、せっかくなので子供の頃を思い出しモータライズ化してみたいのですが、ちょっと大変そうです。
〇タミヤ1/24 ロータス・スーパー7・シリーズ2
スポーツカーシリーズ46番目の製品で比較的初期の84年に製品化されたようです。
現在絶版中のようで、私は2001年に購入しており、おそらく一時期再販されたとき購入したと思われます。
実車を見たことがあるのですが、公道を走れるロードレーサーという感じでとてもかっこよく、お金持ちになったら1台は所有したい車です。
実車はたぶん無理なので、最新技術でリニューアルしたスーパー7の模型を製品化してほしいものです。
〇ハセガワ1/24 フェラーリ328GTB、348tb
どちらも2011年に購入したと思われ、製品化は、1986年あたりのようです。
どちらも現在では定番商品ではなく、再販されたとき購入したもので、再販の時、パーケージが一新され、なぜか中身が見えるようになりました。
V8のスモールフェラーリは、テスタロッサなどに比べると比較的コンパクトで、日本の道路事情に合った車だと思われ、どちらも好きな車の1台です。
348の方は、最初に製品化されたとき購入経験があり、当時は、エアブラシを持っていなかったので、缶スプレーで塗装をしたのですが、初めての缶スプレーだったので要領がわからず(缶スプレーは初心者用の道具だと思うのですが、どう見てもエアブラシに比べ扱いが難しい)塗装に失敗した経験があります。
好きなスモールフェラーリをいつかは完成させたいと思っています。
〇タミヤ1/24 ホンダ・シビック3ドア25i
1984年初販で1986年にはGrA仕様が発売されています。
本品は、3代目シビックを模型化したものですが、80年代に多くの車がFRからFFになったのに対し、シビックは、1972年の初代よりFFだったので、時代を先取りしたメカニズムだったのですね。
FFは、レースには向かないという固定観念を打ち破るためか、シビックレースが行われていました。
確かにうちのトゥインゴもFFですが、十分に速いです。
〇タミヤ1/24 ニッサン・レパードTR-Xターボ
1981年に280X-SF-Lが発売になり、同年にバリエーション追加で本品が発売になりました。
実車は、高級パーソナルカーという新しいジャンルにトヨタのソアラとともに登場し、専門家の評価はレパードの方が高かったのにもかかわらず、販売面では、ソアラに大幅に差を付けられてしまいました。
スタイリッシュな外観が必要な高級パーソナルカーですが、フェンダーミラーと現在からするとちょっと残念なスタイルが当時の時代背景を知ることができます(そのあとすぐにドアミラーが認可されるようになり、ほとんどの車がドアミラーとなりました)。
キットには、なぜか当時よく売れていたホンダタクトが日産とは無関係なのにおまけとして付属しているのが面白い点です。
スポーツカーシリーズのかなり初期のキットなので、モータライズ用の部品も入っており、色々と楽しめる内容となっています。
〇タミヤ1/24 ホンダ・バラードスポーツCR-X1.5i、バラードスポーツ無限
1983年に1.5iが発売になり、1984年に無限仕様が発売になりました。
エンジン部品は付属されず、エンジン下面がシャシーと一体で成形されているのですが、シャシーとエンジン回りに隙間があり、あたかも別部品に見えるようになっており、現在の製品と変わらない作りとなっています。
実車は、FFなのに走りを売りとしていた当時のホンダ車の1台であり、私が実車を初めて見たのは、鈴鹿サーキットの何らかのレースのマーシャルカーとして使用されていた時で、とてもかっこよく、しかも速いことに感銘を受け、それ以来、好きな車種の1台です。
スポーツカーシリーズの初期の作品ですが、完全なディスプレイモデルとなっており、足回りもしっかりと実車に忠実に再現されており、現在の製品とそん色ない内容となっています。
〇タミヤ1/24 ホンダ・シティターボ? ブルドッグ
1982年にシティR with モトコンポが発売になり、1984年に本品が発売になりました。
シティRをベースにしているため、前記のCR-Xより後の発売にもかかわらず、本品はモーターライズ仕様となっています。
シティRにはモトコンポがおまけでついていたのに、本品にはついていないのは残念なことです(モトコンポ欲しさにシティRを買う人が結構いたと聞いています)。
シティと言えば背高でファミリーカーというイメージであるのに、当時珍しかったオーバーフェンダーを採用したユニークなスタイルが受け、実車は結構人気があった記憶があります。
当時はブルドックレースなども行われており、レース界でも人気の車種でした。
〇タミヤ1/24 カストロール ニッサン プリメーラJTCC
本品は、1994年に発売になっており、1995年には、カルソニック ニッサン仕様も発売されています。
実車のプリメーラと言えば走りの評判が割とよかったのですが、ファミリーカーの部類になるため、タミヤのスポーツカーシリーズでは、乗用車仕様がなく、乗用車仕様に逆改造(一般的には乗用車仕様からレース仕様へ改造)する人がいたようです。
実車と同様の緑の成型色にはちょっとびっくりしますが、割といい色なので、クリアーのみの塗装で成型色を生かすのもいいかなという感じがします。
〇タミヤ1/24 ジャガーマーク2レーシング
1995年ジャガーマーク2サルーンが最初に発売になり、同年に部品を追加しレーシングが発売になりました。
丸こくクラシカルなスタイルがかわいく、好きな車の1台です。
実車同様メッキパーツが多用されていますが、よくあるピカピカではなく、少し落ち着いた感じのパーツに好感が持てます。
ジャガーマーク2レーシングは、1960年代にイギリスレーシング界で活躍した車なのですが、時代的特徴なのか、イギリス独特なのか、このようなセダンタイプの車がレースで疾走する姿に優雅さを感じます。
〇タミヤ1/24 フィアット500F
1996年に最初に発売され、最近では、2011年にパッケージを替え再販されております。
日本でも1960年代にスバル360などRRの小型自動車が数多く市販されていましたが、おそらくフィアット500が見本になったと思います。
500ccのエンジンもしっかり再現されているので、リアボンネットを開き見ることができ、ジオラマを作る際、情景のバラエティを増すことができます(例えば整備中の情景など)。
日本では、ルパン3世の愛車であったこともあり、人気がある車種であり、1975年に生産が終了したにもかかわらず、いまだに入手可能な車です。
フィアット500のオーナーならば、実車と同様な姿を再現した模型も一緒に飾りたいものです。
〇タミヤ1/24 フィアット アバルト 695SS
1996年に製品化され、本品は2011年に再販されたものです。
フィアット500をベースにアバルトがレース用に改造したのが695SSです。
最近の自動車模型では珍しくなった、エンジン、トランスミッションがしっかり模型化されているのがいいですね。
ボデーは、フィアット500と共通ですが、別部品でオーバーフェンダーが再現され、ダッシュボード回りなどフィアット500との違いがちゃんと再現されています。
小さいけれど楽しめること間違いなしの模型だと思います。
〇タミヤ1/24 レプソルフォード エスコートRSコスワース
1996年に製品化されており、その他のバリエーションとして、4×4、Michelin Pilotがあったようです。
実車は、1993年よりWRCに参戦し、1996年にドライバーがC.サインツ、メインスポンサーがレプソルとなり、三菱ランサーをドライブするT.マキネンと優勝争いをしたそうです。
エスコートといっても地味なスタイルのせいか、あまり知名度がありませんが、本場のアメリカでは走りのイメージが強い、人気車種のようです。
ラリーカーと言えば、カラフルなカラリングが特徴ですが、本品のオレンジ色の部分もデカールが用意されています。
しかし、かなりの曲線部分に貼らなければならず、いくつかに分割されてはいますが、きれいに貼れるか難しいところです。
少し失敗した場合、塗料でリタッチするにしても、同じ色調にできるかわからないので、ならば最初から塗装した方がよいので、製作する時は、悩みのポイントとなりそうです。
〇タミヤ1/24 ロータス ヨーロッパ スペシャル
本品は、1999年製品化の模型です。
ロータス ヨーロッパと言えば、我々の世代では”サーキットの狼”で登場していたことが、一番記憶に残ることだと思います。
その少し後に始まったスーパーカーブームでの人気車種、カウンタック、テスタロッサなどとともに子供の頃にあこがれた車を大人になり購入する人がかなりいるようです。
ロータスは、ヨーロッパをはじめとしてライトウエイトスポーツを得意としており、現代ではエリーゼなど庶民でもなんとか手が届きそうな車を発売している点が魅力です。
〇タミヤ1/18 ホンダN3 360
最初の製品化は、実車の発表と同年の1970年で、本品は、1995年に新パーツを追加し再販された時のものです。
最近では、2018年に再販されていますが、フルディスプレイモデルとなっており、本品は、モータライズ仕様なので、その点で貴重な存在だといえます。
N360は、私が子供の頃の車で(ちなみに私のお友達が中古でN360を乗っていたことがあります)360ccの軽自動車に乗ったことが一度もなく、あるのは550cc時代だけです(逆に660ccの軽自動車も一度も乗ったことがありません)。
360ccでノンターボなので本当に走らなかった様ですが、現代では、小さくてかわいらしい外観がとても愛着を感じ、所有してみたい車の1台です。
〇イマイ ジョー90 マックスカー
海外人形劇ドラマジョー90に登場する車で、最初の製品化は、テレビ放映されていた1968年あたりだと思われますが、イマイではなくタミヤが製品化したようです。
本品は、タミヤから型を購入し、1997年に再販したものです。
当時は、人形劇が結構放映されており、同じく海外ドラマのサンダーバードと同様、ジョー90も非常にヒットしました。
当然私も毎週見ており、マックスカーの模型も当時購入したことがあります。
そういえば、サンダーバードのオープニング音楽で原作では歌が入っていないのに、日本語版ではなぜか歌が入っており、ジョー90でも日本独自の歌が入っていたそうです。
歌が入っていない方が絶対かっこいいと思うのですが。
とにかく懐かしい一品です(と言ってもドラマの内容は全く覚えていませんが)。
〇ハセガワ1/24 マツダ コスモスポーツ ’スーパーディテール’
ベースとなるキットは、1993年に製品化され、同年にコレクターズハイグレードシリーズとしてエッチング、ソフトメタル部品等を加えた本品が発売されています。
その後、ここ数年の間にバリエーションキットが発売されていますが、このスーパーディテール仕様は発売されていないようで、市場に出回っている数が少なく、結構貴重な商品のようです。
ベースのキットがエンジンレスで、ボンネットが車体に一体成型され、ボンネットを切り離す作業が必要なので、通常の自動車模型を作るより少し高いスキルが必要なキットですが、その分、完成した時の満足感が非常に高いといえます。
〇グンゼ産業1/24 フィアット600
本品は、1996年に発売ですが、その後実車の知名度の低さが影響しているのか、調べた範囲では再販がされていないようです。
実車は、日本では知名度の高いフィアット500の1クラス上の車で、模型で比較すると一回り大きくなっており、現代で比較すると軽自動車程度の大きさです。
1955年のモーターショーで最初に発表され、模型化されたのは、1960年に発表されたD型です。
フィアット500と同じクリアエンジンで、一応エンジンも再現されています。
昔の自動車模型は、走らせることが一般的であったため、両輪が1本のシャフトでつながれていたのですが、本品の発売時期はそれほど古くなく、モータライズでもないのにシャフトでつながれる構造で、リアルを求める人には少し物足りないかもしれませんが、置いた状態を見る分には全く気になりません。
結構好きな車なので、現代技術でフルディスプレイモデルを製品化してくれるメーカーが出てきてくれないでしょうか。
〇グンゼ産業1/24 フィアット アバルト 1000TCR ベルリーナ
実車は、フィアット600をベースにアバルト社が1960年代にチューンナップを実施し、982cc4気筒エンジンで108HPの出力を達成したレースカーです。
模型の販売時期がわかりませんでしたが、フィアット600が1996年なので、それ以降だと思われます。
実車と同様、ボデーをフィアット600と共有し、オーバーフェンダー等の部品が追加されています。
フロント部分は、ラジエターではなくオイルクーラーです。
ワイパーとエンブレムをエッチングパーツで再現した、豪華な内容となっています。
〇グンゼ産業1/24 フィアット500D
正確な発売時期は分かりませんでしたが、1985年以前ではないかと推測されます。
タミヤができの良いキットを販売していたので、少し価値が下がりますが、あちらがF型でこちらがD型なので、チンクファンならば両方ほしくなるところです。
古いキットなので、足回りがシンプル(昔ながらのシャフトを貫通させるタイプ)なのが残念ですが、スタイルはかなり良いと思います。
ルバン3世の愛車であるので、ルパンのフィギュアを付属したキット(そちらも所有しています)も発売されていますが、タミヤの方ができがよいので、タミヤのキットにフィギュアを乗せたくなります。
〇グンゼ産業1/24 フィアット500 園田健一SELECTION Euro Lovers Club
1995年製品化で、前述のフィアット500に漫画家でイラストレーターの園田健一氏のイラストをもとにしたレジン製フィギュア3体が付属します。
眼鏡をかけた女の子は、エッチングパーツで再現しており、3人の女の子全員の目のデカールも付属されているので、筆塗りに自信のない人もきれいに仕上げることができます。
また、箱絵と同じ絵葉書もおまけで付いており、なかなかお買い得な内容だと思います。
〇グンゼ産業1/24 1956 フォルクスワーゲン (オーバルウインドー)
1989年製品化で、本品は、1994年再販時のものです。
我々世代には、非常に懐かしい車で、子供のころから比較的大人になるまでよく見かけることがあり、人気車種であったため模型化も結構されていましたが、最近あまり見かけなくなったこともあり、多くの製品が絶版状態となっているのは、残念なことです。
大戦前に設計された国民車がベースとなって開発されたビートルは、クラシックカーの雰因気を残した車で、現代の車にはない満足感を与えてくれる車だと思います。
〇フジミ1/24 シェルビーアメリカン427S/Cコブラ
本品は、2002年発売です。
実車は、1960年代のFR2シータのアメリカンスポーツカーです。
魅力は何といってもあのスタイルに尽きるのではないでしょうか。
ただし、60年代の車なので、ステアリング、ブレーキともにアシストがないので現代の車になれた人には、実際に乗るとなるとかなりの覚悟が必要だと思います。
やはりクラシックカーは、模型で楽しむのが楽でいいですね。
エンジン付きで足回りもそこそこ再現されており、メカニズムを楽しむこともできる内容となっています。
〇タミヤ1/24 アルファロメオ ジュリアスプリント GTA
1997年発売の製品です。
実車は、ジュリア スプリント GTをベースにアルミ製ボデー化、ツインプラグ化による出力向上等を施したレース用ベースモデルで1965年に発表されました。
ちょっと前のキットなので、しっかりエンジンも再現されており、ボンネットが別部品なので、完成後もエンジンを見ることが可能です。
アルファがレース界で活躍していたころのかっこいいアルファを再現することができるキットです。
〇タミヤ1/24 フェアレディ280Z・Tバールーフ プラスワン・ボディ
1979年に通常ルーフ使用、1981年にTバールーフ使用が発売になり、本品は、2001年にプラスワン・ボディと称し、ボデーが2台分入った限定品として販売された商品です。
発売時期が割と最近なのですが、モータライズ仕様で、走行に必要な部品が付属された、ちょっと懐かしい感じのキットです。
もしかしたら、ラジコンカーのボディを変更するようなイメージで、ボディを追加したのかもしれません。
組立説明書のボディ指定色がブラック&アルミシルバー、メタリックブルー、アルミシルバーの3色なのに、ボディ成型色が白と赤の2色となった不思議な内容となっています。
少なくとも赤の成型色に他の色を塗るときは、下地塗装をしておいた方が安全だと思われます。
〇タミヤ1/24 HKSニッサン・スカイライン GT-R Gr.A
実車の発売と同じ1989年に市販車タイプのGT-Rが模型化され、1990年に最初のレーシングタイプのカルソニックニッサンが登場し、本品は、1994年に発売されています。
この8代目スカイラインは、全日本ツーリングカー選手権のグループAで大活躍したこともあり、7種類ものレーシングタイプの模型が発売されています。
本品のHKSニッサンは、黒地に迷彩のような3色の塗装がされており、レーシングカーとしてもなかなか独特な外観であり、見栄えのあるコレクションになると思います。
〇タミヤ1/20 ジョーダン191
1993年製品化の模型です。
1991年にジョーダンがF1に初参戦した時の実車を模型化しており、メインスポンサーが7UPなのでカラリングは、イメージカラーの緑色となっています。
1990年よりティレルが採用したハイノーズをジョーダンも採用していますが、初期のハイノーズのため、現在ほどノーズが高くなく、現在の直線的なフロントウィングではなく、ティレルと同じようにノーズより突き出たような形状が特徴です。
ジョーダン191といえば、ミハエル・シューマッハのF1デビューマシーンというイメージが強い(といっても11戦ベルギーGPのみ乗車)のですが、キットは、10戦までのA.デ.チェザリスとB.ガショーのマーキングなのが残念です(当人には失礼ですが)。
マシーンに外観上の変化があるか知りませんが、ベルギーGPのシューマッハ乗車の自作のマーキングに変更するのもよいかと思います。
〇タミヤ1/20 マクラーレンホンダMP4/4
本品は、1989年製品化の模型で、その後2007年と2009年にも再販されています。
本品が再販品より格段に価値があるのは、当時のメインスポンサーのマルボロのマーキングが付属されていることです(現在は禁止されている)。
MP4/4といえばマクラーレンホンダの絶頂期のマシーンで、しかも当時の1,2を争うドライバーが乗車したこともあり、1988年のシーズン16戦中15勝(しかも優勝できなかったイタリアGPは、最終ラップのガス欠による順位後退)し、アイルトン・セナが初タイトルを得たことが記憶に強く残っています。
ターボ全盛期のマシンなので、多少の空力の悪さはパワーにより補えた時代(現代のマシーンより直線スピードは速かったと思う)なので、ちっちゃなウィングが付いた現在のマシーンに比べ、すっきりしたスタイルがとてもかっこいいと思います。
〇タミヤ1/20 フルビュー フェラーリ F2001
2002年に通常タイプが発売になり、同年本品のフルビュータイプが発売になりました。
1979年以来コンストラクター、ドライバーの両タイトルを獲得できなかったフェラーリが、2000年にシューマッハとバリチェロにより両タイトルを獲得し、さらにその翌年には、シューマッハがシーズン9勝を挙げるなどして、ダントツの強さを示したのがF2001です。
フルビューということで、ボデーがクリアーパーツとなっており、せっかくなので、ボデーの一部または全体を無塗装で仕上げたいものです。
この年は、スリックタイヤが禁止されており、模型でもちゃんと溝入のタイヤが付属されています。
さらに、フェラーリの躍進の一因となったブリジストンのタイヤのロゴが実車と同様白色で印刷されているのには感激です。
できれば通常タイプのボデーも加え、2台を並べて飾りたいものです。
〇タミヤ1/20 ウィリアムズ BMW FW24
2004年製品化の模型で、こちらもフルビュー仕様が発売されています。
FW24は、ウィリアムズの2002年のモデルで、この年は、フェラーリF2002がダントツに速かったため、コンストラクターズ2位という成績でした。
アンダートレイを車体にビス止めで固定でき、調整スタンドも付属されているため、走行時のスタイルを楽しむとともに、整備中のメカニズムむき出し状態も楽しめるようになっています。
〇フジミ1/20 ウィリアムズFW16 サンマリノグランプリ仕様
2010年発売の初回特典付きキットです。
1994年のFW16で、あのセナがなくなったサンマリノGP仕様を再現しています。
初回特典としてシートベルトの金具部分をエッチングパーツで再現可能となっています。
リアウィングがスライド型を使用し、一体で成形されているので、強度が確保されているとともに垂直がしっかり再現できる内容となっています。
ウィリアムズ全盛期のマシーンを再現できるキットです。
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