私が所有の模型で、比較的珍しいと思われるもの(絶版キット等)を紹介します。
それほどしっかり調べてはいないので、間違い等もあるかもしれませんが、その点はご容赦を。
今回は、航空機模型です。

〇リンドバーグ1/48 ダグラス F4D-1 スカイレイ

私が子供のころから存在していた懐かしい模型メーカーですが、なかなか手に入れることが困難でそれほど多くは所有していません。
本品は、1954年あたりに発売になった模型のようで、中身は見ていませんが、箱絵の写真を見る限り子供の頃流行ったモールドで、古い懐かしい感じの模型です。
本パッケージの模型は、1986年に再販されたもので、現在でも現地ではパーケージを変えたものを手に入れることができるそうです。

〇リンドバーグ1/72 Me163 コメット

本品も1965年発売と、かなりの年式のある模型で、出来は前記のスカイレイと大差ないようです。
本品は、1990年にパッケージ変更して再販されたもので、この後も2回パッケージを変更して、製造は続けているそうです。
もしこの模型を製作するのであれば、最新模型を作る場合のように見栄えをよくするのではなく、古さの味を残すように製作したいと思います。

〇モノグラム1/72 ドルニエ Do 17Z フライングペンシル

元は、1960年代後半に発売になったもののようで、かなり古い模型ですが、ネットで見つけた製作記事を見るとそれほど古さを感じないさすがモノグラムという感じです。
かなり昔、ハセガワと提携していた時、この模型も発売されていたため、結構市場に出回ったらしいので、そちらは、日本語の説明書が付き、パッケージのロゴが私の知っているモノグラムのロゴとなっていますが、こちらは直接輸入されたもので、モノグラムのロゴも異なっており、こちらの方がちょっとレアだと思います。

〇ハセガワ1/72 フジ T-3 エアロダンシングF

いつ入手したのか全く覚えていない商品ですが、あまり見かけることがないT-3の模型が欲しくて購入したものと思われます。
本品は、1999年に発売になったCSK研究所のゲームソフト”エアロダンシングF”に登場するフジT-3を再現した模型で2000年に製品化されました。
ソフトの方は、ゲーム性というよりフライト技術向上を楽しむ内容のソフトのようです。
製品の出来は、元が古いのでモールドが凸モールドであるのが残念ですが、外観自体は結構いい感じで、なにより定番商品としてT-3の模型が流通していない点で貴重な製品です。
実物のT-3をどこかの航空自衛隊の基地で見たことがあるのですが、大きなキャノピーがとてもかわいく、本品もその特徴をよく再現できていると思います。

〇パイオニア2 1/72 ホルテン Ho229 A-1

よく知らないメーカーの模型でしたが、入手したのは十数年前で、珍しい機種(試作機なので当然)なので、購入したと思います。
現在は、造形村が製品化した(私も持っています)ので希少性は薄れましたが、スケールが異なることもあり、存在価値は高いと思われます。
本品は、比較的新しく1985年に発売になったようで、その後3回再販されたようです。
実機が簡素な無尾翼機なので、部品点数がかなり少なく、あっという間に完成できそうで、見た感じそれほど出来は悪くなさそうです。
せっかくなので造形村の模型を参考にし、徹底的に手を加えるのも悪くなさそうです。

〇レベル1/72 ユンカース Ju88A4/D-1

ドイツ正規輸入品のようです。
1967年に製品化され、本品は、1989年にデカール替えで再販されたもののようです。
有名な機体で各社から出来の良い製品が発売されているので、特にこの製品でなければならないということはありませんが、昔のモールドの味わいがある製品だと思います。
本品も私が子供の頃の製品であり、このような古い製品の完成品が1点もないので、ちょっと作ってみたいという気持ちはあります。

〇イタレリ1/72 ヘンシェルHS126

初販は、1973年で本品のパッケージになったのは、1984年か1995年のようです。
いずれにしても古いキットですが、タミヤ-イタレリシリーズでも販売されていたので比較的市場に出回っているようです。
それほど多くのメーカから製品化されていない機種なので、貴重な存在だと思います。

〇レベル1/72 アラド Ar234 B-2/C-2/C-3"Blitz"

元は、フロッグ製で1976年より発売を開始し、1977年よりレベルからもパッケージを変更し発売されました。
おまけでV-1が付き、背中にV-1を乗せる姿を再現できるので、模型としての見栄えはあると思います。
ただし、40年以上も前の模型なので、それなりの見た目にするにはかなりの根気が必要だと思います。

〇イタレリ1/72 ユンカース Ju-88 A-4

本品は、1991年発売の商品で最近では、2017年に新パーツを追加して発売されています。
また、タミヤーイタレリシリーズで2007年に発売されており、日本ではこちらの方が入手しやすかったかもしれません。
それほど古い模型ではないので、凸モールド&リベットではありますが、それほど感じは悪くないようです。

〇アオシマ1/72 カーチス P-36

1965年に最初に製品化され、本品は、1994年にパッケージを替え再販されたものです。
最初の発売から50年以上、再販からも20年以上が経過している年季の入った模型です。
60年代には一般的であった、凸モールド&リベット表現で、各動翼は、可動式となっています。
全体的にだるいモールドで、手を加えるときりがないので、そのままで完成させるのが得策だと思います。
ただし、可動式動翼は、実機にない大きなヒンジがあるので、これをなくし固定式にした方がいいと思います。
P-36は、不人気機種なため、あまり製品化されてないので、その点では希少価値があるといえます。

〇スーパーモデル 1/72 マッキー C.202

スーパーモデルというメーカーを知らなかったので調べたところ、イタレリから分離してできた模型メーカーですが、2000年代に再びイタレリの傘下となり現在は存在しないとのことです。
やはり、イタリアの戦闘機を模型化するなんてイタリアのメーカー以外あまりないと思います。
本品は、1973年に製品化されており、70年代にはパッケージを替え再販もされています。
なかなか古いキットなので、現代の模型と比較するのはかわいそうといえ、動翼の表現などあまり見たことない感じです。
このスケールの模型でゴムタイヤが付属されているのも初めて見ました。
ただし、あまり模型化されていない機種なので、その点では貴重な存在です。

〇イタレリ1/32 交通管制ヘリコプター

ベースとなる模型が1978年にMBB BO 105という名称で発売になり、本品はそのバリエーションとして1980年に発売されています。
MBBの名称を調べたところ、メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム社の略で、あのメッサーシュミット社の戦後の会社のようで、同じ敗戦国で戦闘機を製造していた、三菱、中島飛行機が戦後も残っているのに対し、戦勝国で戦闘機を製造していたアメリカのノースアメリカン、グラマン社が他の会社に吸収され残っていないのは、不思議なことだと思います。
実機のことを知りませんでしたが、かわいらしいスタイルが気に入り購入してみました。

〇イマイ 謎の円盤UFO スカイ1

1975年になぜかサンダーバードシリーズとして製品化され、本品は、2001年に再販された時のものです。
イマイがなくなってからも、アオシマより2004年に再販されています。
謎の円盤UFOは、爆発的にヒットした海外番組で、この番組の影響により宇宙からの飛行物体を日本ではUFOと呼ぶようになったと思います。
この番組の中で登場する乗り物でこのスカイ1がダントツ人気で、私も大好きだったので、当時もこれのプラモデルを買った記憶があります。
飛行機なのにモータライズで走らせることができ、細かい見た目を気にするとできなくなるので、いっそのことストレートに作ってみるのもいいかもしれません。

〇エアフィックス1/72 グラマン J2F-6 ダック

1968年に最初に製品化され、その後数回再販があり、本品は、デカール替えで1995年に再販されたもので、最近では、2012年に再販されているようです。
機体とフロートが一体となった、日本機にはないユニークな形状が気に入っている点なのですが、日本の模型メーカーがほとんど製品化していないことが残念です。
かなり古いキットなので、出来に関しては大きな期待はできないと思えますが、珍しい機種なので貴重な存在だといえます。

〇エアフィックス1/72 グラマン TBM-3 アベンジャー

1966年に最初に製品化され、その後数回再販があり、本品は、デカール替えで1995年に再販されたものです。
日本の雷撃機は、機体の下に魚雷を吊るしていたのに対し、アベンジャーは、爆弾庫を備えていたのであの様なずんぐりとしたスタイルとなっています。
すごく有名な機体なのにミッドウェーでの惨憺たる結果のせいか日本の模型メーカーがあまり製品化していないのが不思議な点です。
あのユニークなスタイルが好きなポイントで、比較的製品化されていない点からも貴重な製品と言えます。

〇HUMA MODELL1/72 Klemm Kl25

HUMA MODELLというメーカーを知らなかったので調べてみたところ、ドイツの模型メーカーで1/72のドイツ機のみを製品化するというなかなかマイナーなメーカーです。
なので実機は、ドイツの飛行機ということがわかったのですが、詳細がわからないので調べたところ、1928年に開発された練習機で、主にイギリス、アメリカで発売されたそうです。
本品は、2000年に製品化されており、それほど古い模型ではありませんが、国産品と比較するのはかわいそうという内容です。
ドイツ国内ならわかりますが、日本で本品が売れるとはとても思えず、本品を購入した人も実機を知っていて購入したのでしょうか。

〇HUMA MODELL1/72 Dornier DO27

実機について調べたところ、DASAドルニエとフェアチャイルド・ドルニエで1956年に開発されたSTOL単発多用機ということです。
いつの発売か不明ですが、前述の製品とそれほど違わないのではないかと思われます。
存在自体が貴重な製品だといえます。

〇HUMA MODELL1/72 Messerschmitt M35b

実機を調べたところ、1934年に生産を開始したスポーツ飛行機ということです。
第2次大戦がはじまる5年前のことなので、布張りながら低翼単葉という、時代の最先端の技術を導入した飛行機と言えます。
模型のつくりは、コックピットが計器盤とシートのみという50年くらい前の模型のつくりで全体的に細かいことを気にすると完成できなくなるキットと言えます。
本品で気になった点があり、箱絵の垂直尾翼部分に変な四角のマークが描かれているのに、デカールにそのマークがなく、デカールに丸い切り欠きがあることから想像すると、この部分にカギ十字のマークがあったのではないかと思います。
そうであったならば、カギ十字の表現が禁止になったのは割と最近のことであったのでしょうか。

〇モノグラム1/72 F-8F ベアキャット

最初の製品化は、1967年で、その後何度か再販され、本品は、デカール替えして1991年に発売されています。
ベアキャットは、第2次大戦にぎりぎり間に合ったのですが、ほとんど活躍する場がなかったせいか模型ではあまり人気がなく、製品化もあまりされていないのが現状です。
個人的には、キャットシリーズの中では、一番スマートで洗練されたスタイルだと思うのですが。
なので、貴重なキットだと思います。

〇スペシャルホビー1/72 フォッケウルフ PTL Flitzer

実機は、ジェットエンジンとロケットエンジンのハイブリッド動力を備えた飛行機として、1944年にモックアップ状態まで進みましたがそこで計画が中止になったそうです。
用法は、おそらく迎撃専用機でコメットのようにロケットエンジンで上昇し、水平飛行に移行してからはジェットエンジンで飛行を行うのではないかと想像します。
大戦末期には、このようなユニークな機体が計画され、実用化されない機体も模型として再現するのも模型作りの楽しみの1つではないかと思います。

〇スペシャルホビー1/72 ブローム・ウント・フォス P.212.03

本機も実用化されずに(おそらく計画段階で)終わった機体の1つのようです。
本機の前段階にP.208があり、レシプロ推進式無尾翼機という言葉ではわかりにくいですが、要するに機体後部にプロペラを備えた、震電を想像してもらえればほぼ同じ形式の飛行機と言えます。
1944年の開発なので、震電とほぼ同時期と言えます。
そして、本来の動力源であるジェットエンジンを備えたP.212に進む計画だったようですが、どの段階まで進んでいたかは不明です。
1995年発売のキットで、さほど古くはないのにかなりのバリがあり、製作はかなり大変そうですが、モールドは意外と繊細できれいなので好感が持てます。
同じチェコのエデュアルド製のエッチングパーツのシートベルトが付属します。

〇レベル1/100 シコルスキー SH-60B シーホーク

元は、1990年代にアキュレート ミニチュア社より製品化されたもので、1990年にデカールを替えレベルから発売になり、近年では、2017年に再販されています。
1/100という現在からすると中途半端なスケールですが、逆に考えるとシーホークは、メジャーな機体なのでメジャーなスケールは、各社から製品化されているので、スケール的に貴重な製品と言えるかもしれません。
タミヤのミニジェットシリーズ(私も結構持っています)と一緒に飾るのもいいかと思います。

〇ハセガワ1/72 スピットファイアMk.1

私が飛行機模型を主に集めるようになったきっかけの、Me109G、Fw190Dと同時期の1975年発売で、本品は、1980年再販時のものです。
9型は、1996年に製品化されていますが、1型は、リニューアルされていないこともあり、いまだに再販されており、最近では、2018年に販売されています。
各社より出来の良い1型は発売されているので、あまり手を加えず製作するのがよろしいかと思います。

〇イタレリ1/72 ホーク T.Mk1/51/66

本品は、1995年発売で、比較的頻繁に再販されており、最近では、2018年に再販されています。
また、タミヤからも2002年に発売されたこともあります。
実機は、イギリスのホーカー・シドレー社が1971年に開発した練習機&軽攻撃機で日本のT-4と似たような役割なためスタイルも結構似ており、大きさはT-4を一回り小さくしたくらいです。
T-4と同じく曲技飛行チームレッドアローズでも使用されたことがあり、日本ではそれほどでもありませんが、イギリスでは日本のT-4のように親しみを持たれた機体のようです。

〇イタレリ1/72  A4-M スカイホーク

本品は、1983年に製品化されています。
実機は、長くアメリカ海軍・海兵隊で使用されており、生産開始が1956年で海兵隊が1998年、海軍が2003年まで使用されました。
なので飛行機模型を主とする模型メーカーであれば、ほとんどのメーカーが製品化をしていると思います。
選択肢が多いので、どのメーカーのスカイホークが自分のイメージに近いかで商品選びをしてもよいのではないでしょうか。

〇ホビーボス1/72 UH-60A ブラックホーク

2007年製品化の模型です。
ハセガワも製品化していますが、ちょっと古いキットで、こちらの方が新しいだけあり、かなりいい感じです。
中国製の模型は、バリエーション展開を考え、不要な部品がたくさん入っているイメージがあるのですが、至ってシンプルな部品構成で、バリエーションは出ているのですが、このキットから他の機種を製作できるような内容にはなっていないようです。
余分に入っている部品をおまけと考え好意的に考えるか、無駄に部品が多くなり価格を上げていると考えるかにより評価が分かれると思いますが、本品はシンプルで低コストに貢献していると思います。

〇マニアホビー1/48 九七式戦闘機 甲乙

1977年発売で九七式戦闘機と言えば、この模型が思い浮かぶほど長らく名作として販売されていました。
マニアホビー社がなきあとは、1979年よりハセガワより販売されていました。
モールドは、スジボリと沈頭鋲表現で、発売時期を考えると驚異的な出来と言えます。
第2次大戦時にはすでに旧式戦闘機でしたが、初期の頃は、かなりの数が実戦で使用されていたようなので、大戦機ファンの人には必須のアイテムだと思います。

〇タミヤ1/48 ドルニエDo335A-12 プファイル(複座練習機型)

2000年に単座型が製品化され、2001年に本品の複座型が製品化されました。
単座型でも、機体の中央部分が別部品となっており、新たに座席を追加することにより複座型にしていることから、製品化当初より複座型を計画していたようです。
その後、2002年にケッテンクラートを加えた製品と2004年にバリエーション展開でB-2型が製品化されています。
機体の前後にプロペラを備えた姿は、なかなか模型映えするので、人気の機種だと思います。
機体後部にプロペラを備えた機体は、乗員が脱出する時、プロペラに巻き込まれる危険性があるため、この頃すでに射出座席を備えていたことは驚きです。
最近、造形村より1/32で製品化されているので、2機を並べてみたくなります。

〇レベル モノグラム1/48 AD-6 スカイレイダー ファースト オブ フリート

最初は、モノグラムより1980年にAH-1が製品化され、1983年にAD-6が製品化されました。
本品は、2012年よりレベル モノグラムというブランドでデカールを替えハセガワより発売になったものです。
スカイレイダーは結構人気機種なので、各社より製品化されていますが、80年代と言えばモノグラムの絶頂期なので、なかなかいい感じの出来で、あえて本品を選択する価値はあると思います。
成型色がオリーブドラブのような色をしており、大戦中の陸軍機ならばまだわかるのですが、海軍機になぜこの色にしたのか不思議なところですが、飛行機模型を作る人で無塗装のままの人はあまりいないと思うので、塗装前提ならばよい色なのかもしれません。
タミヤもスカイレイダーは製品化しているので、作り比べてみたくなります。

〇ハセガワ モノグラム1/72 A1-D(AD-5) スカイレイダー

最初は、1967年にモノグラムにより製品化され、その後、1991年からはレベルブランドで発売、本品は、1993年にハセガワより発売されたもので、直近では、2006年にレベルより再販されています。
ベースが50年以上前のかなり古いキットですが、同時期の国産品と比べると、動翼が固定式で、モールドもその後のモノグラムスタンダードのシンプルな凸モールドで、それほど古さを感じない内容となっており、さすがモノグラムという感じです。
最近古いキットを購入後以来、再度見ているのですが、モノグラムの模型が一番趣があり、関心をしているところです。

〇アカデミー1/72 A-37B ドラゴンフライ

1999年製品化の模型です。
実機は、対反乱戦闘用(COIN)用に開発された航空機で、要はテロ等に対応可能なように地上からの各種攻撃に乗員を守る装備を備えた航空機のようです。
ドラゴンフライとは、トンボのことで、並列に並んだ座席がいかにもトンボの目をイメージし、ジェット機なのに後退角のない翼がいかにもトンボの翅をイメージできるので、なかなか特徴をとらえた名前となっています。
このユニークなスタイルが、模型としての価値を高めていると思います。

〇ハセガワ1/72 ポリカルポフ I-16 'フィンランド空軍'

1995年に最初にソ連空軍の通常タイプのI-16を製品化し、同年バリエーション展開で、主脚をソリとした部品を追加し、本品を製品化しています。
なぜソ連の戦闘機は、あんなに機体、主翼とも短いのでしょうか。
なので、模型でヘルキャットなどと比べるとびっくりするくらい小さいことがわかります。
操縦性は良さそうですが、安定性がとても悪そうに見え、実際射撃時の命中精度に問題があるようです。
実機としては欠陥のある戦闘機ですが、模型としては、ユニークなスタイルで好きな機種の1機です。

〇ハセガワ1/72 ドボアチーヌ D.520 'ビシー政府空軍'

1997年に最初にフランス空軍の通常タイプを製品化し、同年デカールを替え本品を製品化しています。
フランス空軍の戦闘機は、数か月しか活躍する機会がなかったため、日本ではほとんど知名度がないように思われます。
ドイツ占領後は、ドイツと戦い続けた自由フランス空軍とドイツに味方したビシー政府空軍の両方で使用されるという複雑な経緯のある戦闘機です。
高速化のためと思われるのですが、コクピットがかなり機体の後方にあり、おそらく前方視界がかなり悪いと思われ日本では絶対採用されないスタイルに好みが分かれそうですが、ユニークなスタイルが、コレクションとしては面白い存在だと思います。

〇ドラゴン1/72 MiG-17 フレスコ

1994年製品化で、当時はハセガワが輸入を行っていました。
直近では、2019年にズベズダから販売されているようです。
透明部品を除くと一枚のランナーにすべてのパーツが収まるというシンプルな構成となっていますが、おそらくバリエーション展開の都合だと思われる機体をいくつかの部品に分割しており、つなぎ目をきれいに仕上げることが本品の製作のポイントだと思います。
MiG-17は、朝鮮戦争には間に合いませんでしたが、ベトナム戦争には使用されており、ファントム等と並べて飾るのに最適なアイテムだといえます。

〇ハセガワ1/72 対潜哨戒飛行艇 新明和PS-1

この商品もハセガワの名作で、1970年に最初に製品化され、本品は1980年と80年代に再販された時のものです(左が1980年のもの)。
その後何度も再販され、直近では2017年に再販されているようです。
対潜哨戒任務と言えば、先日任務中に韓国海軍よりレーダー照射された事件(韓国側は否定していますが)が日本国内を騒がせました。
本品の実機の方は、US-2に進化し、救難任務専門となりました。
こちらについては、某フリーアナウンサーがヨットで遭難し、岩国の海上自衛隊基地より救助に行ったことで有名になりました。
1/72ですが、非常に大きな模型のため、2機とも完成したならば、置き場に困りそうで製作をためらってしまいます。

〇オオタキ1/48 93式陸上中間練習機「赤とんぼ」

1972年に製品化され、本品は、1980年に再販されたものです。
その後、1986年からはアリイ、2000年代からはマイクロエースより販売されており、直近では、2018年に大戦機シリーズと称して17機種のうちどれかが入っているという、まるで食玩の様なシリーズがあったようです。
おそらくコスト低減でパッケージを同一とし、中に何が入っているかは側面に表示(おそらくシールの様なもので?)されていたようです。
このシリーズは、スタイルがよく、比較的安価(と言っても小型機で1000円を超えるキットはありませんでしたが)だったので、かなり人気がありました。
本品も発売当初と同じ500円で、張線用のピアノ線まで付属されたお買い得品です。
昔のプラモデルは、チューブ入りの接着剤が付属されていたのが、いつからかなくなったのですが、1980年製造の本品にはまだチューブ入り接着剤が入っていました。
しかし、どう見ても全部品を接着できる容量がなく、かならずチューブ入りのセメダインの接着剤を購入していました。

〇オオタキ1/48 スーパーマリーン スピットファイアー Mk.8

1975年製品化で、同じく1980年再販時のものと思います。
このシリーズは、繊細な凹モールドで、今見ても最近のキットと大差ないレベルなのに感心します。
ただし、動翼もちょっと浅めでメリハリがないので、動翼部分を掘りなおす(または一旦切り離す)等を実施するのが定番でした。
発売時期からしてコックピットは現在の1/72スケールにも劣るシンプルな表現なので、最近のキットを参考に手を加える必要があります。

〇オオタキ1/48 カーチス P-40E ウォーホーク

1974年製品化で、本品は、1980年パッケージ替えで再販された時のものです。
その後、1986年よりアリイより発売され、2000年代にマイクロエースより販売が継続されています。
駄作機というイメージが強く模型界では不人気機種ですが、個人的には割と好きなスタイルの戦闘機です。
性能的にはいまいちでしたが、広く連合国軍で使用されていたこともあり、マーキングは、アメリカ陸軍、イギリス空軍、オーストラリア軍(オーストラリアのマーキングは珍しいですね)の計3種類付属します。

〇オオタキ1/48 グラマン F6F-3 ヘルキャット

1976年製品化で、本品は1980年再版時のもので、オオタキブランドでは、1985年が最後の販売でした。
ヘルキャットが大好きという人を知りませんが、その割にはかなり模型化されている不思議な機種であります(ファンの方がおられましたら失礼しました)。
なので、このキットを製作する必要性が現時点ではほぼないので、おそらく一生コレクションとしてストックされたままになると思います。
といっても、非常にオオタキのこのシリーズがよく売れていたころの製品なので、よくできたキットだと思います。

〇タミヤ1/100 バートルV-107-2(軍用型)

1970年代にミニジェットシリーズとして1/100スケールの現用機を製品化しており、本品は、おそらく1971年に発売になったと思われます。
当時の現用ジェット戦闘機の大きさだと1/72の大戦機と同じくらいの大きさになり、数多くコレクションするにちょうどいい大きさで、私も気に入っていたので、そこそこ購入していたのですが、他社が追従して製品化することなく(今の1/48のMMシリーズみたい)いつの間にかシリーズが終わってしまいました。
このくらいの大きさだと、コックピットがさほど精密でなくても気にならず、どんどん完成品を増やすことができそうな感じがします。

〇ハセガワ1/72 ボーファイター Mk.21 ’グリーンゴースト’

1998年に6,10,21,1型が発売になり、本品は、2004年にデカールを変更した限定品です。
ボーファイターと言えば1/48のタミヤ製を思いつくのですが、1/72で調べたところ意外と製品化されておらず、特に21型となると、分かった範囲では、フロッグとMPMのみで、一般的に入手困難だと思われます。
4タイプも製品化しているので、独特な分割がされており、尾翼の一部が切りかかれた形状となっています。
ボーファイターは、日本の屠龍と同じように主に夜間戦闘機として使用(双発機の戦闘機が昼間飛ぶとあっという間に単発戦闘機に撃ち落されてしまいます)されたため、排気管からの炎を隠すためと思われる部品がホワイトメタルで付属します。
なかなかユニークなスタイルのボーファイターは、好きな航空機の1機です。

〇ハセガワ1/32 カーチス BF2C-1

最初に1971年に製品化され、本品は、1987年に再販されたもので、直近では2014年にデカールを替え再販されています。
実機は、1934年よりアメリカ海軍の艦上戦闘爆撃機として使用され、太平洋戦争が始まった1941年には、退役していたため、日米戦では使用されませんでしたが、輸出用が中国に送られ、日中戦争の初期には使用されたようです。
という経緯のため、模型界では不人気機種であり、今後とも製品化されることはほとんど期待できないので、貴重な存在だと思います。

〇ハセガワ1/32 ボーイング F4B-4

前記BF2C-1とほぼ同じ経緯で、1971年製品化、1987年再販(本品)、2014年デカール替え再販となっています。
F4Bは、1929年よりアメリカ海軍に採用され、4型は、1932年より使用されたようです。
こちらも1938年にはF3Fが配属されたため、日米戦では使用されることはなかったようです。
複葉機と言えば、第1次大戦機が人気で、こういう過渡期の戦闘機が製品化される可能性は、限りなく低いと思われるので、貴重な存在だと思います。

〇ハセガワ1/72 マーチンSP-5Bマリーン

1971年に最初に製品化され、何度か再版されましたが、本品は、1987年再販時のものと思われ、直近では、2017年にも再版されています。
実機は、1967年に退役になっていたため、製品化時にはすでに退役機だったので、今後製品化される可能性がかなり低いと思われ、貴重な製品です。
半世紀近く経過した製品ですが、凸モールドながら控えめなモールドで、かなり大きい製品ということもあり、特に修正をしなくても違和感のないレベルです。
最近は、昔に比べ販売数が極端に少なく、メジャー機以外が製品化されにくくなった点が残念です。

〇タミヤ1/100 ボーイングB52-Dストラトフォートレス

1970年製品化で、本品は、1973年再販時のものです。
実機は、私が生まれる前から運用を開始し、現時点では、2045年まで運用を予定しており、実に90年間の運用機関となる予定です。
現役機ということもあり、最近でも製品化されることがありますが、大抵が最終型のH型であり、D型という点が貴重な存在と言えます。
1/100という小スケールですが、とってもでっかい模型で、本品は絶版品ですが、現在でもミニジェットシリーズは、販売を継続しているので、本品と比較のため、他の戦闘機あたりを完成させてみたくなります。

〇ハセガワ1/200 C-47 ダコタ ’イスラエル空軍’

1994年に民間機型のDC-3と軍用機型のC-47両方が製品化され、本品は、2004年に再販されたものです。
実機については、旅客機として戦後の日本でも非常に有名な機体で、運用は、1936年からです。
また、C-47も軍用輸送機として非常に有名で、こちらは、1941年にアメリカ陸軍に採用されました。
現代の旅客機を想像すると1/200のスケールでもかなりの大きさになりますが、C-47は、思いのほか小さく、例えば現代の中型旅客機のMRJと全長を比較すると約半分程度しかありません(しかし、全幅はほぼ同等なのは驚きです)。
なので、とてもかわいらしく、机の片隅に飾れるくらいの大きさで、お部屋のインテリアに最適な感じです。

〇エッシー1/72 EF-111A レイヴン

1988年にF-111Aが発売になり、同年、本品が発売されています。
1989年よりAMTより発売され、2002年よりイタレリより発売されています。
イタリアのエッシー社は、1987年にアーテル社に買収され、1999年に金型をイタレリ社が引き取っています。
F-111Aは、戦闘爆撃機としてジェネラル・ダイナミック社が開発し、1967年にトムキャットより先に初の可変翼実用機としてアメリカ空軍で運用を開始し、古くはベトナム戦争、最近では湾岸戦争で使用されましたが、トムキャットと同様運用費用が高額なため、1998年に退役をしています。
EF-111Aは、電子戦型で戦闘爆撃型がアードバーク(ツチブタ)という名称なのに対し、こちらは、レイヴン(ワタリガラス)という名称が与えられています。
渡り鳥のカラスが存在することを私は知りませんでしたが、日本では、北海道に渡来するそうです。
余談ですが、NHKのチコちゃんに叱られるのおかげでカラスがちょっと人気者になっているように思います。
F-111Aは、比較的運用期間が短かったこともあり、それほど模型化されておらず、特に電子戦型は貴重品だと思います。

〇エッシー1/72 F-15B TWO SEATER

実機とは逆に1983年に同じ複座型のF-15E(ストライクイーグル)が先に製品化され、同年に本品が製品化されました。
ストライクイーグルは、戦闘爆撃機型ですが、B型は、基本的には練習機型で戦闘にも使用可能となっているようです。
中途半端な用途のせいか、B型はあまり製品化されていない感じで、そういう点で逆に貴重な存在と言えるかもしれません。

〇イタレリ1/72 ダグラス EB 66 E-DL デストロイヤー

1986年にB-66Bが発売になり、1998年に本品が発売になりました。
実機は、1956年よりアメリカ空軍で爆撃機型が運用を開始し、1962年には早々に退役となりましたが、偵察機型RB-66Bを改造した電子戦型は、その後も使い続けられ、ベトナム戦争でも使用した後、1973年に退役となりました。
同時期の戦術爆撃機としてB-52があり、こちらが現在も使用されているのに対し、戦術爆撃機としてあまりに中途半端な性能であったせいか、恐ろしく短期間で運用を終了したため、知名度がとても低く、あまり模型化されていない航空機と言えます。
なので、装填で貴重な製品だといえます。

〇PZW 1/75 Siedlce PZL P-23

1964年にRUCHというメーカーから製品化され、本品は、1980年代にPZWから再販されたものです。
PZWは、ポーランドの模型メーカーで、P-23は、1936年から1946年の間ポーランドで運用されていた軽爆撃機/偵察機でドイツ軍がポーランド侵攻したときに使用されていた機体のようです。
世界的には超マイナーな機体で、さすが自国の機体なので製品化されたものと思われます。
なかなか古いキットですが、それを加味してもプラモデル創成期のような出来で、直近では2015年にも再販されているようで、このような模型がいまだに販売されているのがとても不思議なことです。
また、箱絵が子供の落書きのような感じで、日本人には理解できない内容の模型だと思います。
スケールの表示がなかったため、実機のデータと模型の寸法より算出しました。

〇KP 1/72 Letov S.328

1972年に製品化され、本品は、1980年代に再販されたものです。
KPは、分裂前のチェコスロバキアの模型メーカーで、1968年から1996年の間、活動を行っていました。
最終的には、他社に買収され、名称をKP Modelとし、2010年代に本品を再版しています。
実機は、自国のチェコスロバキア空軍が1934年から1944年の間に運用していた偵察機です。
模型は、国産品と比較したらかわいそうですが、チェコは工業国なだけあり、控えめな凸モールド+リベットで割といい感じです。
組立説明書には、チェコの言葉と思われる文字が非常に多く書かれており、何が書かれているのか興味がわきます。
水上機なのに展示用スタンドが付属されています(個人的には、陸上機と違い水上機は飛行時もスタイルが変わらないので、必要を感じませんが)。

MESSAGE FROM STAFF 店長からのメッセージ

店長ぶっぴ

2003年5月生まれのミニブタの女の子です。

食べることと寝ることが大好きなので、かなりぽっちゃりなのが悩みです。

物をつかむことができない(くわえることはできる)ので模型は作れません。

最近スカート姿のファッションにはまっています。

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