プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
世の中にロータリーエンジンを最も広めた初代RX-7の模型です(最初に搭載されたコスモスポーツはあまり売れませんでした)。
ロータリーエンジンは、4ストロークエンジンのようにエンジンバルブを持たず、ハウジングに吸気と掃気ポートがあり、ローター1回転毎に1回爆発するので、2ストロークエンジンとほぼ同じ工程で作動し、まさしく4輪用2ストロークエンジンという感じで、軽量コンパクトで高出力という特性と燃費が悪いという点もほぼ同様ですが、唯一違うところは、2ストロークエンジンが往復運動をするピストンが出力を生むのに対し、ロータリーエンジンは、回転するローターが出力を生むため、回転が非常になめらかという利点があります。
燃費が悪く、排ガス面でも不利なため、時代の趨勢に合わず過去のエンジンとなってしまい(と言ってもガソリンエンジン自体なくなりつつありますが)、私自身1度もロータリーエンジン車に乗ったことがなく、ちょっと後悔される事柄であります。
本品は、最初に登場した1978年型を模型化しており、初代RX-7の特徴であるくさびのようなスタイルをよく再現していると思います。
その頃はまだ自動車免許を取れない年齢でしたが、車にはそこそこ興味があったので、当時のことはぼんやりとは覚えており、今となっては認可がおりなくなったリトラクタブルライトやフェンダーミラーなど、模型でしかお目にかかれなくなった懐かしい車両と言えます。
レース界でも使用された車両なので、今後もバリエーションとしていろいろなチームのRX-7が商品化されることが予想されるため、今後の動向が楽しみであります。

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