プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
ノースアメリカン社が開発したアメリカ陸軍爆撃機B-25B ミッチェルの模型です。
ミッチェルは、第二次大戦中の双発の爆撃機で、愛称のミッチェルは人物名が由来で、アメリカ軍機で人物名が付いたのはミッチェルだけだそうです。
ミッチェルの一番有名な作戦は、やはりドーリットル空襲で、パッケージの名称にはその表示がありませんが、ドーリットル空襲を再現するためのデカールとなっています。
2022年は、ミッドウェー海戦80周年で、本品もその記念商品となっており、直接的にはミッチェルがミッドウェー海戦にかかわっていませんが、ドーリットル空襲により日本海軍がミッドウェー島を占領する必要性を感じ、間接的にかかわっていることより記念商品になったものと思われます。
陸軍機を空母のカタパルトにより発艦させようという発想は、日本人には思いつかない(そもそも日本空母にカタパルトは装備されていませんでしたが)ことで、ミッドウェー海戦を含め、すべての出来事がアメリカ軍に有利に働いたことは、日本人として残念な事柄だったといえます。
爆撃機の模型は1/72〜1/144が主流ですが、ミッチェルは小型の爆撃機のおかげで爆撃機としては大スケールの1/48なので、かなり機体内部が再現されており、爆弾庫も再現されているので、付属する爆弾を装着するジオラマなどを製作するのもよいのではないかと思います。
多くの爆撃機と同様、ミッチェルも窓枠が多く塗装が大変そうに感じますが、本品にはマスクシールが付属するので塗装の手間を大幅に低減してくれると思います。
ほどよい凹リベットを要所に使用し、スケールに合ったすっきりしたモールドで、機体内部もよく再現され、かっこいいミッチェルが完成すると思います。
この頃アメリカには空軍は存在しなかったのに、パッケージのUSAAFは、意味不明(もしかして空軍という意味でないのか、現空軍という意味なのか)ですが、デカールはちゃんとARMYとなっているのでご安心を。
第二次大戦爆撃機ファンにおすすめの模型だと思います。

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