プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
1996年に登場したCBR1100XX スーパーブラックバードの模型です。
世界初の300km/h超えの市販車バイクという触れ込みだったようですが、実質300km/hには、わずかに及ばなく、初の300km/h超バイクはハヤブサとなりました(おそらく試験車レベルでは超えていたのが量産仕様にした時、わずかに及ばなくなったのではないかと予想します)。
ブラックバードという名称は、アメリカ空軍の超音速偵察機SR-71が由来で、偵察機は、探知されないことが絶対条件で高度の軍事機密兵器でとってもミステリアスな機体なことも命名の基準になったのではないかと思います。
CBR1100XXは、3代目まで存在し、本品は初代を模型化しています。
初代がキャブレター仕様に対し2代目以降がインジェクション仕様となり、最高速300km/hを誇る他社バイクもインジェクション仕様なので、初代CBR1100XXは、ある意味貴重な存在であるといえます。
最近のモデルはよく知りませんが、キャブレターからインジェクション化した当初は、キャブレター仕様の方がエンジンの吹け上りがよかったといわれており、エアフローメータータイプのインジェクション仕様ならば吸気抵抗が大きいため(正確には非定常時の吸気の遅れがある)、理解できますが、少なくともホンダはエアフローメータタイプではないと思いますので、なぜキャブレター仕様の方がよいのかわかりません。
XXという名称からわかるように、他車がレーサータイプに対し、ツアラー仕様なので、スタイルは、他車に対し控えめで好みが分かれるところであります。
若いころは、レーサータイプが文句なく好きでしたが、現在は、落ち着いたツアラータイプも捨てがたく感じます。
歴史的名作の模型をコレクションにお勧めします。

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