DETAIL
プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
ドイツ海軍特殊潜航艇モルヒの模型です。
第2次大戦時の潜水艦の対艦兵器である魚雷の命中精度を上げるためには、基本敵に発見されず、極力標的に近づく必要があり、小型であれば発見される機会も減ると考えられ、小型の潜航艇が開発されたと思います。
日本の特殊潜航艇といえば真珠湾攻撃にも参加した甲標的があり、全長が約24mなのに対し、モルヒは、約11mと甲標的の半分もなく、箱絵のように搭載されるG7魚雷より少し大きい程度であり、艦船模型でありながら主に軍用車や航空機模型のスケールである1/72でも全長152mmとコンパクトなサイズに収まっています。
人間魚雷である回天が約14.8mなので、モルヒがとても小さいことがわかります。
モルヒが搭載するG7魚雷と日本の酸素魚雷として有名な九五式魚雷を比較するとどちらも全長約7.2m、直径53.3cmと同じであることを知り、日本の魚雷の開発経緯を知らないのですが、潜水艦先進国であるドイツの技術を日本が参考にしたのではないかと推測します。
余談ですが第2次大戦時に酸素魚雷を使用したのは、日本だけなので、当時すでに世界に誇れる技術があったことに感心します。
各国の特殊潜航艇は、結局大きな成果を上げることがなく、どういう点が問題であったか興味があります。
現在知る限り主要軍事大国で、特殊潜航艇を運用している国はないと思いますが、現代の電池や電動技術を使用したならば、有効な特殊潜航艇が開発できるのではないかと、個人的には考えています。
1/72のビッグスケール艦船模型をコレクションにいかがでしょうか。
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