プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
ランチア スーパーデルタは、ランチアが1992年にWRCに参戦していた時のマシンの俗称で、正式名は、ランチア・デルタ HF インテグラーレです。
前年にランチアがWRCのワークス活動を中止したため、この年は、プライベーターでの参戦で、第6戦アクロポリスラリーでのホルヘ レカルデのマシンを模型化しています。
前年のマシンに比べ、フェンダーやボンネットのバルジが大型化し、見た目が大幅に変わったことよりスーパーデルタと呼ばれたようです。
1980年代後半には抜群に速かったデルタですが、1992年といえばカルロス・サインツとトヨタ セリカの組み合わせが最強で、マニファクチャラーズのタイトルを6年連続で獲得しましたが、ドライバーズタイトルを獲得できず、この年をもってデルタのWRCの参戦を終了したため、最後のWRCマシンといえます。
デルタといえば、酒造メーカーであるマルティニがスポンサーする白地に赤、青、水色のラインが入ったカラリングが有名ですが、本品は、アルゼンチンの国有石油会社のYPFがスポンサーするデルタです。
YPFは、日本ではあまりなじみがありませんが、二輪のレースチームをスポンサーしていることで有名なスペインの石油会社であるレプソルの傘下であったこともあり、2012年にアルゼンチンの国有企業となっています。
模型の内容は、シートベルトの金具部とボンネットヒンジ部がエッチングパーツで再現され、シートベルト用素材も付属しており、高い水準の模型といえます。
ちょっとマイナーなカラリングのデルタをコレクションにいかがでしょうか。

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