DETAIL
プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
日本海軍零式艦上戦闘機 五二型甲の模型です。
本品は、五二型の派出型である甲型を模型化しており、従来のドラム式給弾からベルト式給弾になったことにより主翼面の形状が変化しており、本品でも前模型化からバリエーション展開として予定されていたようで、パネルラインでの別部品化がされて対応しています。
また本品は、中島製を模型化しており、三菱製との違いは単排気管出口周りの機体の耐熱板有無で、こちらもパネルラインで別部品化され、三菱製も同時に製品化されています。
私は、実機の知識の大半をプラモデルより得ているので、ほとんどの模型メーカーは生産数の多かった中島製を模型化しており、三菱製の違いを割と最近まで知りませんでした。
私の子供のころは、大まかな型の違いのみ再現していたので、複数の型をコンバーチブルとしたキットをよく見かけましたが、近年は細部の変化も考慮したキットが増したので、コンバーチブル化は減ったように感じます。
タミヤの零戦の製品化により、これ以上の製品は現れないと思っていましたが、本品の斬新な部品分割に驚かされます。
まず、機体が従来の左右分割ではなく前後分割で、接合部前後で段差を生じさせない加工技術の向上を感じます。
加工技術でいえば、キャノピーがガラス部とフレーム部が別部品化しており、組付けて違和感を感じないくらいフレームが薄く成形されており、湯回り不良を発生させない成形技術の向上を感じます。
従来のガラス部とフレーム部が一体の部品も付属されていますが、私は、マスキングがあまり好きでないので、製作するなら別体式を絶対選択すると思います。
また主翼下面の一体化は普通ですが、本品では上面も一体化されており、製作の容易化も図られています。
スケールの割には細かく部品化されており、エンジン部品などプッシュロッド、吸気管、減速機と別部品で再現されており、1クラス上のスケールと大差ない値段ですが、その分1クラス上のスケールと同等の製作面で楽しめる内容になっていると思います。
第2次大戦時の日本戦闘機模型と言えば零戦ですが、また製作したくなる製品が登場しました。
当店の商品には、次回のお買い物で使用可能な購入金額の5%の当店ポイントが付きます。
また、新規のお客様には、500ポイントを進呈しますので、会員登録をお願いします。