DETAIL
プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
1950年代のフランス空軍の練習機フーガ CM.170 マジステールの模型です。
戦闘機等を練習機とする例は多いのですが、本機は、最初から練習機として開発された比較的珍しい航空機と言えます。
本機の特徴は、なんといってもV字型の尾翼で、V字尾翼の利点を考えると、軽量化、空気抵抗低減による空力特性向上、F-117に用いられているようにステルス性の向上などがありますが、練習機なので空力特性をそれほど追及する必要はなく、また当然ステルス性も必要ないので、一般的に考えられる性能向上目的ではなさそうです。
尾翼がジェット後流に近いので、単にこれを避けるためだと私は推測します。
V字尾翼は、ラダーとエレベーターを兼用するため、機構的になかなか面白く、昔ラジコン機でV字翼機製作のための記事(確かリンク機構を追加して達成していたと思います)を見かけたことがあり、ちょっと複雑な機構が必要となりますが、現代ならばコンピュータ制御により、より簡単に達成できるように感じます。
主翼もそうですが上反角が付いていると、機体が傾いた時、それを戻そうとする力が発生(ヤジロベーと同じ原理)するので、補助翼で主翼を傾け旋回しようとすると、尾翼に妨げる力が発生してしまうため、V字翼機は操縦性があまりよくないそうです。
そのような特性の機体で操縦技術を習得するのに問題はなかったのか、ちょっと興味はあります。
ちょっと珍しい外観の練習機 の模型、コレクションに加えたい一品です。
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