DETAIL
プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
1944年より運用を開始したイギリス製連合国軍最初の実用ジェット戦闘機グロスター ミーティアの模型です。
世界最初の実用ジェット戦闘機といえば、ドイツ空軍のMe262が有名で、本機の残念ポイントの1番目として、実用化がMe262に遅れること数週間で世界最初実用ジェット戦闘機の名誉を得られなかったことにあります。
残念ポイントの2番目として、Me262が後退翼を採用して高速性能が優れていたため大戦後半でかなりの活躍を見せたのに対し、垂直翼を採用していたこともあり、高速性能がレシプロ機と大差なく、第2次大戦では活躍の場がなく、また本品が模型化したF.8型をオーストラリア軍が採用し、朝鮮戦争で使用しましたが、Mig15に全く歯が立たず、実戦で全く活躍することがありませんでした。
残念ポイントの3番目として、ジェットエンジンは機内に取り入れた空気の圧力を高めるためのコンプレッサーを装備していますが、Me262が軸流式コンプレッサーを採用していたのに対し、遠心式コンプレッサーを採用していました。
遠心式コンプレッサーは、自動車用ターボにも使用されている方式で、圧力を高めるのには適した方式ですが、ジェットエンジンの様に大流量が必要なエンジンでは軸流式が優れているので、近年のジェットエンジンには全く使用されることがなくなってしまいました。
戦後、ドイツの技術者が連合国軍に移り、ジェット戦闘機の開発に加わっていましたが、ソ連軍のMig15は、遠心式コンプレッサーを採用したのは、イギリスから技術者を雇ったからでしょうか。
実戦では大した活躍をしていませんが、模型では比較的製品化されているのは、連合国軍最初のジェット戦闘機だからか、双発のレシプロ機を単にジェット化したレトロなスタイルが好まれているからでしょうか。
創成期のジェット戦闘機で、コレクションに加えたい一品です。
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