DETAIL
プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
アメリカ空軍初の実用ジェット戦闘機P-80の胴体を98�儕篦垢景�座型の練習機としたT-33A シューティングスターの模型です。
P-80は、第2次大戦中に開発が始まったため、当時ジェットエンジンの技術のなかったアメリカ軍は、イギリス軍のジェットエンジン技術を流用し、遠心式ターボジェットエンジンで直線翼という構成だったため、大戦後、ドイツ軍の技術を流用し軸流式ターボジェットエンジンで後退翼というその後のジェット戦闘機の主流となった技術が導入されたF-86Fセイバーが登場し、ほとんど活躍する機会がなかった残念な戦闘機です。
それにしても、戦後主流となった数多くの技術を開発したドイツは、戦争をしなければもっと巨大な国になっていたのではないでしょうか。
戦闘機としては欠点であった直線翼が、操縦が比較的容易ということで練習機として向いていたこともあり、大ヒットしたジェット練習機となったのは皮肉なものです。
本品は、航空自衛隊仕様で、牽引車が付属した限定版の商品です。
遠心式ターボジェットエンジンは現在では現役の機体で見かけることができないのですが、浜松基地でエンジンのカットモデルを見ることができるので、可能な方は見られに行かれたらよろしいかと思います。
余談ですが、私が学生時代の研究題材が遠心式ポンプで、あのような巨大な遠心式コンプレッサーを見ることはあまりない(現在でも車のターボは遠心式コンプレッサーです)ので技術者としては興味があります。
今となってはレトロな技術の機体ですが、模型としてはコレクションに加えたい1機です。
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