DETAIL
プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
第2次大戦後期ドイツ陸軍でチェコの38(t)軽戦車を進化させ開発した軽駆逐戦車ヘッツアーの模型です。
ヘッツアーは、前面及び側面に傾斜装甲を備えた姿がなかなかかっこよく、模型界でもそこそこ人気車種ではないかと思います。
ただし、小型な車両なので低出力なエンジンしか装備できず、走行性能を確保しようとすると必然的に軽量化が必要となり、かっこよさとは相反し装甲厚が薄かったので防御力はあまり高くなく、ちょっと防御力のある自走砲レベルであったようです。
主砲に車体の大きさの割には大火力である48口径75mmPak39を搭載していたので、T34やシャーマンを撃破するには十分な火力だったようですが、ヘッツアーの外観上の大きな特徴である、主砲が右側にオフセットされていることが、種々の問題を引き起こしたようです。
重量バランスが悪いため、一部の部品に大きな負荷がかかり耐久性に問題があったことと、砲撃の作業性が非常に悪かったこと、車体の右側の視界が悪く、右側より攻撃されることが多かったそうです。
大戦後半に登場した車両だったので、攻撃するより攻撃されることが多く、何らかの物陰に隠し、待ち伏せして攻撃する戦法としたことにより、視界の悪さはさほど問題とならず、かなりの戦果を挙げたようですが、だったら最初から機動性を犠牲にした構成とすればよかったのではないかとつっこみたくなりますが、将来の用法など設計者にわかるはずもなく、しょうがなかったのかもしれません。
本品は、最近増えてきたフルインテリアなので、先ほどの砲撃の作業性の悪さを視覚的に確認することができ、「自分だったらこのように配置して問題点を改善したのに」などと考えたりすることもできます。
部品点数がかなり多く、結構な時間楽しめる内容の割には、小さい車体のおかげで価格がそれほど高くなく、コスパの良い商品ではないかと思います。
駆逐戦車なので戦闘室上面を接着しなければ完成後も内部を見ることができ、完成後もかなり楽しめる製品だと思います。
小粒で中身の濃いおすすめの商品だと思います。
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