DETAIL
プラスチック モデル キットです。
完成には、工具・塗料・接着剤が必要です。
主に太平洋戦争初期のアメリカ海軍主力艦上戦闘機ワイルドキャットの模型です。
製品名がグラマンとなっていますが、本品は、ジェネラル・モーターズで製造されたワイルドキャットで、グラマン製がF4F、ジェネラル・モーターズ製がFMと表記され、区別することができます。
ヘルキャットが開発され、グラマン社は、ヘルキャットの生産に専念するための措置のようで、生産数は、ジェネラル・モーターズのほうが多いらしく、あまり知られていない事柄だと思います。
それにしても、高性能な次期戦闘機が開発されたにもかかわらず、第2次大戦が終了するまで生産が続けられたという事実は、私にとっては不思議な感じがする事柄です。
本機は、ろくな艦上戦闘機を持っていなかったイギリス海軍にマートレットという名称で供与されており、どちらかというとイギリス海軍のワイルドキャットを主に考えた製品化のような感じがします。
本品は、1994年に傑作機シリーズNo.34で製品化されたF4F-4のバリエーションキットで、F4F-4との違いは、主翼上面の機銃用パネルラインのみなので、主翼部分が新規部品として変更されています。
F4Fも廃版にはなってないので、型を改修ではなく新規で起こしたようです。
私は、生産設備関係には、あまり詳しくなく、前モデルより変更部分のデータを変更すれば、簡単に型製作ができるのか、ちょっと興味があります。
そのせいか、前モデルが30年近く前で、胴体部分のモールドが少し古い感じのため、それと違和感のないモールドが、翼面に施されています。
凸と凹のリベットのモールドが、このスケールとしてはちょっと多めに施されている点が、個人的には、武骨なワイルドキャットによく似合っていると思います。
キャノピーのマスキングシールが付き、最新の模型らしく制作を容易にしている点がうれしい事柄だと思います。
ワイルドキャットのマーキングのバリエーションが増え、ワイルドキャットファンにはうれしい商品ではないかと思います。
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